盆の上で砂糖を三度ほど「研ぐ」ことがの名の由来になっている「和三盆」
鹿児島市のフランス菓子一公さんのカステラ菓子
当初このお菓子は結婚式の引き出物として作られていたようですが、要望がありお店でも購入することが出来るようです。
長崎のカステラは有名ですが、和三盆のみを使ったカステラは格別の味わいです。
もともと日本では江戸時代に砂糖の存在があり、サトウキビの栽培地は南西諸島に限られ、黒砂糖が一般的でしたが、享保の改革において全国にサトウキビの栽培を奨励すると、高松藩、徳島藩でもサトウキビが育てられるようになり、精糖方法を確立させたようです。
この和三盆の製法は砂糖の粒子を細かくする「研ぎ」という作業を行った後、研いだ砂糖を麻の布に詰め「押し舟」という箱の中に入れて重石をかけ圧搾し、黒い糖蜜を抜いていく。この作業を数度繰り返し、最後に一週間ほどかけて乾燥させ完成。と聞きました。
こうして出来あがった和三盆は、和菓子の高級材料として使用され、和三盆そのものを固めただけの菓子も存在するほどです。薄茶に出されるお干菓子などご存じの方も多いでしょう。
サトウキビの原料を元に、鹿児島から四国に渡り、新たな製法を得て繊細な食材となっていく。
歴史を紐解き、また発見がありました。
こうして何気なく口にしている物も興味を示すと、その時代背景も理解できたりします。
今日も皆さまが元気で幸せにすごせますように。
ご覧いただいているおひとりおひとりに感謝申し上げます。
ひなた
一公さんのケーキは大好きですが、和三盆カステラは知りませんでした。。
お菓子の歴史を紐解きながらブレイクタイム
素敵ですね o(*^^*)o
匿名
ひなたさん
コメントありがとうございます。
この和三盆、是非おためしあれ!