3月になりました! 花々が芽吹き始め、ワクワクしてきますね。
昨日のブログに、成果に繋がったクライアント様スタッフが「仕事に対する意識が変化した」と書きましたが、もう少し詳しく教えてくださいとご質問があったので、今日はこのことについて書きます。
成果直結には、スタッフの仕事に対する意識が反映している
例えば、業務に追われていると、患者さんからの視線に、「今、忙しいのよ。声をかけないで」と、その雰囲気を漂わせながら仕事をしていませんか。
医療現場では、緊急性がありどうしても融通の利かないことはもちろんありますが、外来でも病棟でも、患者さんに声をかけられてしまったら、この仕事が終わらない。次にやることがあるから、急ぎ足で、わき目もふらず... といった行動をとってしまうことありますよね。
その気持ちは、よく理解できます。
しかし、ほとんどの患者は、「訊ねたいのだけれども・・・なんだか、声をかけ辛いなぁ」と思っているかもしれません。
遠慮している患者さんがいて、気分が悪いのに、順番だからと何も言えず、じっと我慢していたとしたら、結果はどうなっているでしょうか。
このようなケースは、意外とあります。
次から次へと業務に追われていると、やってもやっても終わらないような感覚になってしまっていることもありますが、患者さんにはそのことは伝わりません。
外来では、待つのはみんな同じではあります。しかし、本来、何のための医療機関なのか と、意識することも必要だと考えます。
計画通りに、時間通りにいくように仕組みや方法など改善改良していく努力はもちろんですが、まずは、"何のために"という意識が、その日の仕事に影響されているのではないでしょうか。
気分が悪そうな患者さんはいないかな、
車いすはスタンバイできているかな、
空調の温度はどうだろう
同じ椅子に、ずっと座っている患者さんはいないかな 等々
フロアーを移動するたびに、次の患者さんを診察室に案内するたびに、
周りに配慮できたら
その積み重ねが、意識の変化です。
そして、その配慮が、安心安全な医療環境になり、本来の目的である、適切で最善の医療提供に繋がり、"生命を守る"という大きなミッションではないでしょうか。
接遇力を高めるには、まずは目配りです。
一日1回だけでも、周りに目を配ってみてください。
きっと、あなたのその一回が、大切な命を守ることに繋がっています。
仕事に対する意識は、日々の積み重ねで変化します。
今日のあなたらしい最高の医療に、お役にたてましたら幸いです!