自民総裁選〜共同記者会見から〜

いつもありがとうございます。

昨日遅いランチ時にテレビで自民総裁選の共同記者会見を見ていた。



会見が始まり、各候補の第一印象と第一声に注目してみた。



石原伸晃氏は「はじめまして」と切り出した。

小池百合子氏、石破 茂氏、与謝野 馨氏はそれぞれにご自身の名前から口火を切った。

麻生太郎氏はご自身の名前はおっしゃらずに話し始めた。



依然読んだ「アメリカ大統領を読む事典」に書かれていたことを思い出した。

米国大統領選にケネディ対ニクソンが、テレビという新しいメディアによる第一回目の討論会の様子のことだ。



ニクソンは副大統領の実績と自己の弁舌に自信をもちケネディと討論。

しかし、茶系の背広と白のシャツが照明によって画面上では映りが極端に悪かった。

かたやケネディはニクソンとの討論よりも視聴者に主眼を向け、カメラ映りや雰囲気、印象に重視した。濃紺の背広に赤と青のレジメンタルストライプの柄、シャツは白ではなくライトブルー。

この結果ケネディが圧勝している。



昨日の各候補のスーツやネクタイの色に注目してみた。

石原氏は紫色のドット柄のネクタイ。

紫は日本では高貴な色の代表。フォーマルで厳粛さをイメージしている。

ドット柄は若さを出したかったのだろう。



小池氏は白のスーツにビタミンカラーをインにしている。

白は清潔、緑は安らぎ、健康的、平和、安全、そして調和バランスをイメージする。



麻生氏は濃紺にブルーのレジメンタルストライブ柄のネクタイ。

理性的、冷静、信頼、誠実を意識したのだろう。



石破氏は眼もさめるような鮮やかな赤のストライプ柄。

与謝野氏は赤ベースでゴールドが入ったネクタイ。

赤はダイナミック、活動的、飛躍、エネルギッシュ、革命をイメージする。



それぞれにメッセージを外見からも印象づけている。





そして、もうひとつ私が気になったこと。

それは表情だ。

男性陣は口角が下がり、とても気難しそうである。

その点、小池氏は元キャスターだけあって、常に口角を上げている。



小泉元総理は取材陣に話すときは、常に微笑みを浮かべ、口角を上げていた。



会見の話す内容もだが、外見からのメッセージは侮れないことに気づく。



「日本のトップ=日本のメッセージ」でもあるわけなのだから。





今日も皆さまが実りある一日になりますように。