いつもご覧いただき
ありがとうございます。
昨日弊社クライアントの医療法人様で現場実践コンサルティングでした。
終了後、看護部長のH様と
グリーフケアについての会話がありました。
グリーフケアとはグリーフ「喪失の悲嘆」という意味ですが、
一般的に家族を看取った遺族のケアをいいます。
こちらの病院でのこと
七夕にちなみ笹飾りを病棟の患者さまご家族、スタッフで短冊に想いをたくして飾られいました。
ある患者さまがお亡くなりになり、荷物をかたずけ病室を出られるとき、
ご遺族が「あの笹飾りにある母の短冊をいただいてもいいですか」と
その時にH様は
「このようなささやかなものでも、ご家族にとってはとても価値あるものだと感じました」。
とお聞かせ下さいました。
短冊を書いた時の想いや光景、その時のお母様の表情などをご家族は想像しながら大切に思い出を振り返るのでしょう。
人にはそれぞれものの見方や考え方そして捉え方があります。
些細なことでも、ささやかなものでも
人それぞれに価値があるということ
グリーフケアの在り方もこの柔軟さがとても大切だと学びます。
単なる接遇コンサルティングという関わり方だけではなく、このような様々なケアをするスタッフの気持ちをくみ取ったコンサルティングをしていこうと強く感じました。
『本質を知ってこそ』
H様お手製のチーズケーキとさりげなく飾られているコスモス
いつも温かな空間の部長室です。
本日も2件のクライアント様とお打合せです。
このような学びをさせていただける仕事に感謝の念です。
今日も多くの笑顔に出逢えますように。
阿部美奈子
福岡様 初めてブログを拝見いたしました。私は獣医師ですが動物と暮らす人(飼い主)のグリーフケアの必要性を強く感じ3年前より取り組んでいます。グリーフケアは喪失後も必要とされますが、動物医療において最近は人間同様な高度医療が受けられるようになり寿命も大きく伸びる中で特にターミナル期におけるグリーフケア(予期悲嘆や治療選択の迷いなどに対する飼い主さんの心のケア。)が重要と感じています。飼い主さんの心・・悲しみや悩み、苦しみなどさまざまなグリーフに寄り添いながら「良い看取り」につながるサポートをしていきたいと考えています。今後、多くの人の支援を目指す上で、人間の医療にてグリーフケアに携わる方々とも情報交換し
アドバイスをいただきたいと存じます。HPをご覧いただき私の取り組みをご理解いただけましたら光栄です。どうぞよろしくお願いいたします。
匿名
阿部美奈子さま
コメントありがとうございます。
私もこの春 転居により、8年間一緒に暮らした愛犬を手放しました。
苦悩の選択でした。
生後36日で我が家の一員となり、
いつも私を支えてくれています。(今でも)
動物も人間も
家族で
隔たりはなく
存在そのものが形あるものなのか
心に残るかたちなのか
グリーフケアは
人それぞれに感性で受け取るものだと
感じています。
ブログをご覧いただき
心から感謝申し上げます。
今後ともよろしくお願い申し上げます。
福岡かつよ