障害者と共生できる社会〜南日本新聞 論点から〜

今朝の南日本新聞「論点」に『障害者と共生できる社会』と題して、客員論説委員、国立病院機構南九州病院長の福永秀敏氏の論説を拝読した。



障害者の方が「私はこの病気になって不運とは思うけど、不幸とは思わない」という言葉には、それほどの強がりやズレは感じられない。

と述べている。



以前、重症難病患者さんにかかわる仕事に携わっていたとき、衰えていく筋肉はあっても、日常のふとしたことの大切さをさりげなく伝えてくれる懸命な姿勢に感動し、涙したことを思い出しました。



人は誰しもこの世に生を受けた瞬間から、与えられた自分自身の人生を心豊かに生きる選択があっていいのだろう。そう感じました。



掲載された筋ジストロフィーの方が書いた福永氏の表情は私の知る「いかなるものへも、ウェルカムの姿勢でこびない、そんな福永先生」に映ります。





福永先生は十数年前からご縁をいただき、事あるたびに助言をくださり、微力な私を育ててくださったお方です。



この肖像画は医師としての先生だけではなく、人として周りの全ての方への情愛と真摯な生き方が、患者さんの手により描かれたように思います。



福永先生は多くの本を出版されていますが、「病む人に学ぶ」は、忘れかけていた何かを思い出させてくれるそんな著書です。



病む人に学ぶ

病む人に学ぶ

福永 秀敏







ご覧いただいているお一人おひとりに感謝申し上げます。