その方が重きを置いていたことを理解してあげることで、応対はより心に寄り添う

おはようございます。いつもご覧いただき心から感謝申し上げます。

涼しいと感じ窓を開けると小雨、季節は夏から秋にゆっくりと変わり始めています。

 

さて、昨日は早朝より年間接遇コンサルティングでご縁をいただいている総合病院様にて併設された介護施設の現場ラウンドとレクチャーそして接遇委員会と充実した一日でした。

 

ある看とり(ターミナル)の利用者様の対応時に感じたことです。

丁度リハビリスタッフがお部屋でリハビリテーションを行うところでしたが、

「お願い、お願い セイリ セイリ」と何度も・・・

何をお願いされているのか

最初リハスタッフはこの方の要求を理解できませんでした。

 

そこで介護スタッフへ連携して

おトイレの訴えであることを知ります。

 

一緒にラウンドしていただいた部長のY様から伺ったこの方の背景から

要求が「言葉」に表現されます。

 

大切にしてきたもの、気にかけていたこと、その方お一人お一人が重きを置いてたこと

介護の現場は本当にお一人お一人のこれまでの生きざままでも視野に入れて対応することで

より心に寄り添った応対になっていくんだと感じました。

 

思わず目頭が篤くなっていました。

 

介護の現場にいらっしゃる方々はハートフルですね〜

 

多くの学びの一日でした。

 

さあ、今日はこれから始発便にて移動し産婦人科の接遇研修のご依頼です。

毎日様々な医療介護の現場にご縁をいただけることに深く感謝いたします。