予約時刻どおりに患者さんを案内するには

おはようございます。新しい一週間始まりました。セミの合唱が一段と大きな声です。
オリンピック開会式の夜は、窓を開けると花火の残り香がしました。
開催に賛否両論ありますが、もう、ここまで来たら無事に盛会に終わることを願うばかりです。

上空から十和田湖 美しい青 IMG-6999.jpg

【予約時刻どおりに患者さんを案内するには】

受付の方、患者さんから「あと、どのくらいですか」と聞かれるたびに、ストレスを感じていませんか。
歯科クリニックでは、殆どが30分、1時間枠で予約を取っていると思います。
医療では、イレギュラーはつきものですが、予定時間どおりに治療を進めることも求められます。

貴院では、時間を推すのは「仕方ないよね~」といった、当たり前のような振る舞いだったりしてはいないでしょうか。
待ち時間のクレームを少なくするには、様々な工夫が必要です。

例えば、あなたのクリニックでは患者さんの入れ替わりの準備に、次の患者さんをユニットに案内するまでに時間はどのくらいかかっていますか。
すぐに〇分と、ことができるクリニックでは、待ち時間に関してかなり意識をしていると思います。
しかし、「改めて言われると何分くらいなんだろう・・・」「忙しすぎて、そんなこと考えたことも無い」といったクリニックもあるでしょう。

クライアント先でのことです。
こちらでは入職したばかりの新人歯科衛生士さんが各ユニットの準備をしています。
2か月前は、不慣れでもあったと思いますが、かなり時間がかかっていました。

第1回(2か月前)のコンサルティングで医療接遇は、チーム間の関係性にも影響すると話していました。

そして、先週伺うと、なんと驚くほどのチーム連携とセッティングの速さがありました。
診療終了後の研修時、次の患者さん案内までの時間について伝えると、院長先生はじめ全スタッフから歓喜の声があがりました。
約1分20~30秒になっていたのです。

患者さんが終わると、すぐに手の空いている歯科衛生士さんも協力して手際よく、阿吽の呼吸でスタンバイしていました。
業務を担当制にしているクリニックも多いと思います。
担当だけがするといった風土も大切かもしれませんが、互いに助け合うことがチーム力です。

"少しでもより良い医療に繋げていこう"という想いは、お待たせすることなく、1分でも1秒でも早く、予定時刻通りに患者さんをユニットに案内することからだともいえます。

患者さんから待ち時間のクレームが少ないクリニックでは、この協働の精神があります。
連休明けの月曜日、どちらのクリニックでも多くの患者さんが来院されることと思います。
ヒントになれば幸いです。