保険証を預かる理由は

おはようございます。いつもご覧いただきありがとうございます。
昨夜帰宅すると、「あ、お母さんが喜ぶと思いました」と日本語が上手く話せるようになってきた嫁から芍薬の花。
IMG-6928.jpg


息子だけだったので、娘だとこんな気遣いができるのか と 嬉しくなりました。
ドイツにもこの花はあり、彼女のおばあさんが好きな花だと説明してくれました。

日本にはこんなことわざがあるのよと「立てば芍薬座れば牡丹歩く姿は百合の花」と言ったら、「どういう意味ですか⤴」と質問されて、
Googleでグルって説明。
英語では芍薬も牡丹も peony だということもわかりました。
葉の形が違うので、それで見分けることを教えてあげました。

昨日のクライアント様先での感動です。

開業6年、現在の場所に移転して2年目になるデンタルクリニック様です。
1年前に入職した受付さん、医療現場は初めてだという彼女。「経験がないので」と毎回コンサルティングで提案したことを、実践してくれる素直な方です。

新患さんが月に70件以上もあります。歯科衛生士さんのヘルプをもらうときもありますが、1人で受付業務を行っています。
前回、新患さん対応で、いかにこのクリニックを選んで良かったと思ってもらうには、どのような対応をしていくといいのかを全スタッフでディスカッションいたしました。

そしたら、昨日、新患さんの受付時の保険証をお預かりする際の彼女の言葉に感動です!

受付:「こんにちは」
患者:「電話で予約した○○です」
受付:「○○さんですね。お待ちしておりました」「当院は初めてでいらっしゃいますので、カルテ入力をさせて頂きたいので、保険証はお持ちでしょうか」と。

患者さんは保険証を出すのが当たり前だという対応ではなく、なぜ、保険証を提示していただきたいか を言葉にして伝えることが重要です。と伝えていました。
相手の納得できる言葉づかいが、いかに大事かということを理解されてこのような表現ができるようになったのだと、母の様に嬉しく思うことでした。

受付スタッフの言葉づかいは、患者さんが納得する医療に繋がっていますね。

接遇力を高めるには、やり方も大切ではありますが、自分の役割は何なのか。だと改めて教えてもらうことでした。