失敗しない新人育成 医療接遇その1

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週末土曜日、花曇りですが、鳥の爽やかなさえずりが聞こえる都内です。今日は洗濯物がたまっているので、雨は降ってほしくないのですが...

さて、昨日は愛知県看護協会様からの令和3年度新人オリエンテーション研修のご依頼でした。
これまでは、臨場感をもって伝えるには、目の前に聞いてくださる方がいなければ、なかなか伝わらない と思い込んでいました。(今もまだ、少しそう思っている)
ZOOMを使っての動画撮影。時代の流れに併せ、柔軟に対応することが求められています。

この研修の成果は、3つ
・なぜ医療現場で接遇やコミュニケーションが必要なのかがわかるようになる。
・医療接遇力を高めるヒントを得ることができる。
・自分らしい最高の医療人になる第1歩につながる。

終了後、私の画面に映っていた常務理事の和久田様に、「いかがだったでしょうか」と伺いました。
「とても勇気と元気をもらいました!今からすぐにでも、頑張ろうという気持ちです!」と仰ってくださり、安堵することでした。

そして、弊社スタッフからは、相手が新人であるので、もう少し、医療現場ならではの具体例を入れたほうがいい場面がありました。など
3つのフィードバックがありました。
自分では、話しているつもりでも、気づいていないんですね。
本当に有難いことです。

オンラインでは、身近な人が客観的にフィードバックしてくれる効果も期待できます。
もっと上手くできるように努力していこうと教えてもらうことでした。

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【失敗しない新人育成 新規採用者に伝える医療接遇のポイントその1】
1.医療現場での最大の特徴は、患者さんは不安を抱え、緊張状態にあること

医療現場での接遇力・コミュニケーション力の必要性は、関わる患者さんが、負の状態であることがまず挙げられます。
旅行に行くとか、楽しい食事の場面とかではないということです。

出産を目的に通院する場合はありますが、基本、喜んでいくところではありません。

ある意味、究極の接遇力が求められているとも言えます。

その前提を心得て置くことです。

「笑顔で元気よくあいさつをする」もちろん、新社会人としては求められることではありますが、
笑顔が絶対ではない場面があるということです。

痛みや辛さがある患者対応で、少しでも元気になってほしいという気持ちから、笑顔で対応することもあるかもしれませんが
もう一歩、患者さんの状態を察知する力が大切なことです。

そのことを考えて対応をしているときは、"安心の表情、笑顔"ができるのが医療者です。