おはようございます。今日は福岡のクライアント様先に向けて、ただいま羽田空港です。
羽田空港もだんだんと活気が出てきた感です。
地域連携室の役割を学ぶ
地域包括ケアシステムにより、医療・介護・予防・生活支援が一体化される中
各医療機関では地域連携室の役割がますます重要だと感じています。
多様化するニーズに
患者、患者家族との関わり、他院、他施設、行政との関わり、そして自院病棟との連携と
地域連携室の役割を担うソーシャルワーカー、看護師の皆さんのコミュケーション力や接遇力がますます重要になっています。
クライアント先では、地域連携室での対応力、信頼力強化に実践ロールプレイングを実施し
具体事例を皆さんと共有して学びを深めています。
先日は、「家族の希望に沿いたいが添えない」それをどう説明するといいのかというご質問でした。
皆さんの病院、クリニックでもあるかと思います。
期待に応えられない事例です。
例えば、急性期からの転院希望の家族との面談でのこと
経口摂取を希望する場合です。
現在は、急性期病院で20分ほどかかる食事介助を継続してほしいという患者家族です。
皆さんはこのような場合、どのようにコミュケーションを取っていますか。
1.「そうですね、できる限りはしますが・・・」
2.「当院では、難しいですね」
3.「はい、できます」 etc.
回復期では、介助、看護の手がかかる患者さんが多く、毎食、「確実にできます」とは言えないジレンマです。
ここでのポイントは
1.あいまいな返事はクレーム化する可能性がある
2.できること と できないことを担当者がしっかりと把握しておく
3.その場で、すぐに答えを出さない
といったこともヒントにしてみては
最も、重要なポイントは
しっかりと納得のいく前提を説明する ことです。
つまり、急性期と回復期(療養型)の機能の違い、マンパワーの違いです。
なるべく患者本人、患者家族の希望をかなえてあげたいという気持ちを伝えながら
コミュケーションを取ってみることだと提案しています。
個の時代になり、一人一人を尊重した医療、介護に
窓口となり、頑張っていらっしゃる地域連携室の皆さんに
家族は支えられています。
少しでもヒントになれば幸いです。
ちょうど、搭乗時刻になりました。
今日も精一杯お互いに頑張りましょう。