どんなリーダーについていきたいのか、それは

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*この記事は、ずいぶん前に感じたことです。育成で悩んでいる方にお役に立てれば嬉しく存じます。

【どんなリーダーについていきたいのか】

あなたがもし、リーダーで部下育成に悩んでいるのなら、最大のヒントはあなた自身が知っています。

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人は自分のことは理解できていそうでできていない。私もそうである。
学びの多いコンサルティングだった。

中途採用で入職した部下に、あるリーダーは、自分に歯向かったと激怒していた。

その部下は「どうして私ばっかり名指しして雑務をさせるの?」と思っているようである。

医療者として、早く技術を習得して患者さん対応をしたいのに。
スリッパを並べるようにとか、ごみを回収するようにとか
自分のやりたい仕事とは異なる業務指示に、「はい」とは言いつつも、反論した口調と表情になっていたのだろう。

人を育てるということは一筋縄ではいかない。

言うことを聞いてくれる人材だけでチームを形成するほうが、もちろんストレスは低い。

しかし、部下に激怒する前に、
自分だったら、私のようなリーダーについていきたいのか。を自問自答することは大事だと教えてもらうコンサルティングだった。

"なぜ、この中途採用のスタッフは、そんな口調になるのだろう。なぜ、こんな態度をとるのだろうか"と

そのリーダーは、院長先生から指摘されたことにも、怒りを持っていた。

"リーダーなのに、なぜ、そのようなことを言われるのだろう"と

そのリーダーは部下らに『仕事である以上は責任があります』と、常に発信していた。

責任ある仕事を全うするには、やはり自分自身がお手本とならなければ、部下はついてこないなぁと思った。

言っていることとやっていることが少しでもズレてしまったら
部下たちは、理解に苦しいのではないだろうか。

完璧な人なんていないとは わかってはいる。
しかし、できるリーダーはついつい完璧を求めてしまう。

山本五十六氏の「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば、人は動かじ」の名言が胸にさす。

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人を育てるということは、多くのエネルギーを要しますね。

部下は十人十色、育て方も十人十色です。
その悩みを解決する最大のヒントは、「私が部下だったら、私についていきたい!」と言い切れるかですね。

少しでもヒントになれば幸いです。