注意しても、確認ミスをしてしまうスタッフはいませんか

おはようございます。もう金曜日ですね。
昨日は福岡のクライアント様先でしたが、始発も最終便もビジネスマンが少しずつ増え始め、
気持ち経済が動いてきた感に、嬉しくなります。

【なぜ、ダブルチェックをするのか】

クライアント様での気づき

毎日、クライアント様先で多くの学びがあります。
「確信力」を教えてもらいます。

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先生のクリニックには、何度注意しても、確認ミスをしてしまうスタッフはいませんか。

先日、コンサルティングに伺ったクライアント先の看護師さんの回答がヒントになります。

私のコンサルティングでは、各自、前回よりどのようなことに意識を向けて、どう行動し、変化成長したかを
まず、チーム全体でシェアしてもらいます。

コロナになり、クライアント様先では今まで以上にリスク管理を重視していることがうかがえます。

ある看護師さん
「この3か月、意識してきたことは、『ダブルチェック』の徹底です。特にルーチンワークで意識して行動しました」と
そうしたところ、どのような変化がありましたか?と訊ねたら
「『自信』をもってできてきたと思います」と応えてくださいました。

思わず私は「おぉー、すごいですね!」と口から出ました。

「ダブルチェック」=「自信」
究極の答えです。

この素晴らしい応えに、「なぜ、私たちはダブルチェックをするのでしょうか」と全スタッフに投げかけました。

なぜなら、ダブルチェックをしてもミスを起こすことがあるからです。

「毎日、当たり前のようにやっているダブルチェックです。しかし、時に、ダブルチェックをしたはずなのに、ミスをしてしまう。ヒヤッとした瞬間ありませんか」と訊ねました。

ここでのポイントは、ダブルチェックの目的、意図や意義です。

ダブルチェックをすることで
「確認」→「安心」→「安全」→「確信」→「自信」のサイクルになります。

例えば、診察室あるいは採血、検査時に患者さんの名前を呼ぶ際、
カルテや指示書に記入された名前を見て呼んだが、
本人に、見える化して、再度入念にダブルチェックしなかったとしたら
患者取り違えという、最大の医療ミスの起因になっています。

ルーチンワークで慣れが起きると、ダブルチェックも無意識でやっていたりするかもしれないのです。

ダブルチェックすることで、安心、安全になり、確信した医療提供に繋がります。
それが、受診する患者さんに自信をもって応対することになるのです。

医療の結果は不確実でもあるのですから、日常業務でのダブルチェック一つ一つが、その不確実さを少しでも確実さへとつなげているのではないでしょうか。

先生のクリニックでも、ぜひ、スタッフの皆さんと「なぜ、ダブルチェックをするのか」ディスカッションされてみてはいかがでしょうか。

少しでもヒントになれば幸いです。