スタッフをどのように見て、どう育てるのか

今朝は小雨が降り、霧がかかる都内です。皆様お住いの地域はいかがでしょうか。
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【スタッフをどのように見て、どう育てるのか】

クライアント様での気づき

毎日、クライアント様先で多くの学びがあります。
「育てる力」を教えてもらいます。

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完璧な人なんていないとは わかってはいる。
しかし、できるリーダーはついつい完璧を求めてしまう。

中途採用で、自院ではまだ日の浅いスタッフ育成。
医療者として資格を持っているから、これはできていて当然と思い込んで
予測外のことが起きたりすることもある。

とは、いいながら
まだ入ってきたばかりだから、うちのクリニックのやり方を早く覚えて欲しいとも思っている。この採用が正解だったか、不正解だったか・・・。

また、採用された側にすると、どうしていいのか わからなくなって、転職はこのクリニックでよかったのだろうか と
互いに自問自答が始まる。

話は変わるが、
この事態を拝見しながら 松下幸之助氏の「失敗か成功か」の内容にリンクした。

百のことを行って、一つだけが成ったとしたら、これははたして失敗か成功か。
多くの場合は、事の成らない九十九に力を落とし、すべてを失敗なりとして、悲観し意欲を失い、再びそのことを試みなくなる。こうなれば、まさに失敗である。
しかし、よく考えれば、百が百とも失敗したのではない。たとえ一つであっても、ことが成っているのである。つまり成功しているのである。一つでも成功した限りは、他の九十九にも成功の可能性があるということではないか。
そう考えれば勇気がわく。希望が生まれる。そして、事の成った一つをおなざりにしないで、それを貴重な足掛かりとして、自信をもって再び九十九にいどむことができる。
こうなれば、もはやすべてに成功したも同然。必ずやその思いは達成されるであろう。
どちらに目を向けるのか。一つに希望をもつか、九十九に失望するか。失敗か成功かの分かれ目が、こんなところにもある。繁栄の一つの道しるべでもある。

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人を育てることは、なかなか一筋縄ではいかないですね。

その人の、どこをどのように見て、どう育てるのか。
経営には人、組織は人がいるから存在します。

今年は、コロナで新人教育も足踏み状態でもあることでしょう。
人の伸びしろは、育成側の目のつけどころにも影響されているのかもしれません。

少しでもヒントになれば幸いです。