医療接遇から効果的なオンライン診療のヒント(vol.2)

おはようございます。今日も医療現場で多くの命をサポートされている皆さま、ありがとうございます。
新型コロナウイルス感染症患者数が、減少してきました。気持ちが前向きになりますね。

さて、オンライン診療を導入された医療機関では順調でしょうか。
前回に続き、より安心して効果的なオンライン診療に繋がるヒントを今日もお伝えします。

そのヒントは、患者さんの第一声目「注目・諦聴」です。FYI04294640.jpg

オンラインがつながり、まず先生がオープン・クエスチョンかクローズド・クエスチョンでの診察が開始されます。
https://news.ra-pport.com/2020/05/vol1.html
その答えに、患者さんの一言目をメモを取ることをお勧めします。

なぜなら、今日の患者満足になるキーワードだからです。

例えば、「眠れていないんです」とA患者さん
"いつから・どんなとき・なぜ etc." と先生はセルフトークをして
「それは、いつからですか」「薬は飲めていますか」等
診察をされるでしょう。

状態を確認して、適切な最善の診療につなげるのですが、
このA患者の、納得した診療には「眠れていない」=「眠れるようになりたい」のか「なぜ、眠れないのかを知りたいのか」あるいは「どうやったら眠れるようになるのか」など
その目的を聴きだすことだと考えます。

これまでの対面診察だと、ノンバーバルコミュニケーションでのコミュニケーションもありました。
しかし対面でない場合、「言葉」によるコミュニケーション力です。
いかに患者さんの今日の診察の目的をクリアするかがカギではないでしょうか。

新型コロナウイルスで慢性的な疾患を持っている患者さんは、いつも以上に神経質になっています。

診察に行きたいけれど、クリニックまで行く勇気はない。
こんな時だからこそ、かかりつけ医の先生とのコミュニケーションが、一番の良薬ですね。

ヒントになれば幸いに存じます。