患者さんから「こんなに混んでるときにごめんね」という言葉から

ただいま羽田空港、コロナウイルスの影響でしょうか。いつもより、始発便は乗客が少ないようです。

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先生のクリニックでは、待ち時間に対するクレームや課題はありますか。

体調が悪い状況では、10~20分の待ち時間も、長いように感じます。

医療現場ではなるべくお待たせしないように努力はしていますが、なかなか解決できない悩みの一つです。

昨日伺ったクライアント先で、受付応対を拝見していると
ある患者さんから「こんなに混んでるときにごめんね」という言葉。

驚くとともに、笑顔の素敵な受付スタッフは、さらに満面の笑みになっていました。
有難い言葉です。

1~2時間待ちが通常のクリニック、きっと患者さんはこの状況も受けて入れてくれているからこそ受診できているのです。

しかし、医療のプロとしてここで忘れてはいけないことがありますね。

文句を言われずに良かったと安心するのではなく
この言葉から、患者さんの本心を察する力です。

まずは、「ありがとうございます」と感謝の気持ちを伝えること。
そして、どのくらいで診察に案内できるかなどと
患者さん目線で、情報を提供するなど
『できることはあるか』と思考を巡らし言動化することです。

また、ワンステップ接遇力が向上します。

接遇は磨けば磨くほどに、できることがたくさんあることに気づきますね。

ヒントになれば幸いに存じます。