今日はひな祭りですね。新型コロナウイルスの影響で、桃の節句だということも忘れてしまいそうです。 先日行った伊豆で見つけたひな壇
ただいま、九州からの帰りの機内でこのブログを更新しています。 夕焼けに富士山が見えています。
いつも満席に近い福岡便も空席が目立ち、出発時刻の10分前にはドアが閉まりました。
先生のクリニックでは、患者さんが帰る際にどのような言葉をかけていますか。
お大事に~。
お大事にどうぞ。
お大事にしてください。
お大事になさってください。
あるいは、何も言わない。など
あいさつは接遇の基本ですが、意外と自院スタッフがなんと言っているか、表現の仕方は改めてみると思い出せないかもしれません。
先月からご縁をいただいているクライアント先で、驚きと感動がありました。
なんと、つい一か月前までは、患者さんの帰り際には、気遣いの言葉がありませんでした。
しかし、1か月ぶりにコンサルティングに伺うと「お大事になさいませ」という言葉がありました。
(私は、「患者さんが帰り際の言葉がありませんね」とは伝えていません)
現院長先生のお父様の代から勤務してきたスタッフの方々です。
これまでは、あまり意識しなかっただけだったのです。
人は自ら気づくといつでも変化することができるのだと教えてくれます。
相手の具合を気遣い、早く健康状態がよくなるようにと願う気持ちが込められているのが「お大事に」という言葉です。
よくコンサルティングでは、どの言葉がいいですか?と質問を受けます。
私が推奨しているのは、「お大事になさってください」という表現です。
「お大事にしてください」は「お」「ください」で正しくありませんが、口語としては通用しています。
しかし、「お大事にどうぞ」は目下や会社の同僚だとかではいいかもしれませんが、医療現場では違和感があります。
そして、今回、こちらのクライアント様での「お大事になさいませ」は「お~なさる」で高位の尊敬表現になります。
言葉ひとつの表現の仕方でも、患者さんに対しての在り方がメッセージされますね。
先生のクリニックでは、どの表現が適切なのか。スタッフの皆さんとディスカッションしてみてはいかがでしょうか。
先生のクリニック経営にお役立てましたら幸いです。