とても嬉しいことがありました。
研修開始時間前から、研修医の先生方が前列に陣取り参加くださいました。
ディスカッションやワークでの積極性に感動しました。
このような先生方が未来の日本の医療を支えていかれるんですね。
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■なぜ、すぐにこの看護師さんは動いてくれないのか
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先生が看護師さんに「これお願いします」と指示したら、「後でいいですか」と言われることはありませんか。
伝達が上手くいくときと、上手くいかないとき
伝いたいことが伝わる人と、伝わらない人
指示を出したときに、「ハイ、分かりました」とすぐに動いてくれる人は"良い人、分かっている人"という括りではありませんか。
もちろん緊急性がある場合は、「後からでいいですか」という人はいませんが、
通常業務では、率先して動いてくれるスタッフとそうでなスタッフの差にストレスを感じている院長先生もいらっしゃいます。
では、どうしてこのようなコミュニケーションになるのでしょうか。
私どもに依頼される院長先生は、主体性、始動性、主導性がより高いパフォーマンスに繋がると捉えている場合が多くあります。
「率先して始める、始める、とりあえずやってみる、着手する」という言葉をよく使っています。
もちろん、行動に起こさなければ、結果はないのですが
足許を見て、動くことも必要とされる場合があります。
「後でいいですか。タイミングをみていいですか。一旦、考えてからでいいですか」
このような反応をする看護師さんは、慎重に物事を進める傾向にあるともいえます。
つまり、反映性、忍耐性、待機性、分析性が高いのです。
私もそうですが、すぐに動いて結果を手に入れたいと思います。
しかし、なかなか行動に起こせない人は、「やらない」とは言っていないということに気づきます。
状況を理解し、じっくり考えられる状況でモチベーションが上がるスタッフもいるということです。
このようなスタッフを動かすには、「考えてからでいいから、タイミングをみてからでいいから」と相手の特性に併せた言葉を先に伝えることで伝わるのです。
シチュエーションにもよりますが
逆に、なかなか動けない先生は「取りあえずやってみよう」と自分自身に声をかけることを提案しています。
ヒントになれば幸いです。