チームにいい影響を与えてくれるスタッフの行動

ようやく人手不足で困っている地域に看護師や助産師の人材派遣が可能になりますね。
地方や島しょ部の医療体制に期待します。

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■チームにいい影響を与えてくれるスタッフの行動
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先生のクリニックのスタッフの皆さんは、注意されたことをその場ですぐに改善することができますか。
先週伺った開院して間もないクリニックで、とても感動することがありました。

こちらの院長先生は、「この街にお住いの皆さまに『信頼いただけるかかりつけ医』として、ともに歩んでいけるクリニック」を目指し開業されています。

第1回目は、なぜ医療現場で接遇やコミュニケーションが重要なのか。接遇力、コミュニケーション力の必要性をスタッフの皆さんと共有しました。

ほとんどのスタッフは他院での勤務経験があり、接遇に対しての意識はありましたが
一般的なお辞儀の仕方や言葉づかいといったことだと理解されいました。

しかし、私が提案する医療接遇はリスク管理、医療安全に繋がっています。

改めてこちらのクリニックの一員として、医療者として、自分自身の接遇力を振り返ってもらいました。

そして、先週2回目。
この一か月、意識したこと、実践したことをそれぞれに共有しました。
ところが、一人の受付事務スタッフが長い髪を結んでいなかったのです。

そこで、彼女に「なぜ、髪を結んでいなのですか」と訊ねました。
すると顔を赤くして、回答に少し時間がかかりましたが「自分の認識不足でした」と答えました。

そのあとです。
なんと、その場ですぐに髪を結び整えてくれたのです。

その姿勢に、感動です!

これまで、多くの医療機関にご縁をいただいてきましたが
このような方に出遭えたのは初めてです。

この感動を、研修中でしたが
「なんて、素敵な方でしょう」
昨日よりも今日、今日よりも明日と自分自身の人生をより良くしていくには
この在り方から学びますね。と皆さんにメッセージしました。

年齢を重ねると、他者からの指摘は受け入れにくいものです。
しかし、直ぐに行動に移し、やってみることができる
柔軟性はとても大切だと教えてくれます。

いくつになっても、人は人から学びます。eyecatch-10.png