どうしたら、継続雇用できるのか

昨年創立された日本歯科専門医機構による、新たに分野ごとの専門医認証が始まるようですね。
医科同様に、より専門性の高い医療で受診できることは、患者側からも有益です。

昨日、クライアント先で感動することがありました。

それは、「畏まりました」と丁寧で謙虚な声
スタッフと院長先生との会話からでした。

2016年にご縁をいただき、初めて会ったこの20代男性の技師さんは「退職したい」と相談を受けています。と事務長さんから聞いていました。

モチベーションが低くく、どちらかというと建設的ではなく、やんちゃな感じの印象でした。
よく言われる今時の子と言った感じでした。

しかし、第1回目の研修後
「もう一度、このクリニックでやってみます」と嬉しいご報告を事務長さんから聞きました。

それから、約3年半
毎月コンサルティングを導入されて、退職することなく今に至ります。

以前は、正直、患者さんに対してもため口であったり、ものの言い方から、敬語の使い方から伝えなければ・・・というレベルでした。

この年月で、先輩の技師さんが退職し、後輩が数人入職する中で
沢山の経験をしています。

医療業界では仕事をしたくないと思っていた彼ですが、
昨日、院長先生との会話では、診療内容や、後輩たちへの伝達に至るまで
しっかりと受け答えをして、
分かっているのか、どうだかと院長先生を悩ませていた時があったのかと思うほどに成長されています。

向き不向きはあるかもしれません。
諦めることも簡単です。

仕事で思い通りにいかないこともあります。

しかし、医療職として仕事をしていきたいと希望と期待を胸に、ライセンスを取得する力はありました。

続けてきたからこそです。

クリニックにとっても患者さんにとっても、有難い存在になったのです。

先生のクリニックにもいませんか。
医療者としてあまり適職ではないな と思われるスタッフ

もし、いらっしゃるのなら、一度だけ、チャンスをあげてみることをお勧めします。
なぜなら、縁あって一緒に仕事をすることを一度は同意した関係です。
継続就業するにせよ、退職するにせよ
「このクリニックは、自分を成長させてくれる機会を与えてくれた」と言ってくれるはずです。

大切なスタッフでは、あるのですから。

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