こんな看護助手さんがクリニックを支えている

クライアント先、院長先生から7月初め「接遇のエッセンスをDVD教材として、全国の悩める歯科医院にお届けするお考えはございませんか?」とメールをいただき、先週末、教材会社からの依頼で歯科クリニック向けDVD教材の撮影でした。
このような機会は初めて。
終日にわたり、慣れないことばかりでたくさんの学びがありました。
挑戦していくことは、成長にも大事ですね。
リリース日が決まりましたら、こちらでもお知らせいたします。

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■ こんな看護助手さんがクリニックを支えている
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クリニックで唯一の看護助手さん、たまたま今月のコンサルティング日はお休みのシフトだったのですが
事務長さんから「この日は、午後休診に接遇研修がありますが・・・」と伝えたら、
「そしたら、勤務にしてもらえますか」と言われたと聞きました。

嬉しいですね。
お休みを返上してまで参加してくださいます。

春に採用されたばかりの助手さん、医療機関で働くのが初めてだったこともあり、
院内を走ってしまうのが、実は院長先生のひとつの悩みでした。

なぜ、走ってしまうのか。注意してもなかなか直らない。
医療現場では適さないこのような行動に、多くの院長先生はストレスを感じています。

2,3回までは注意することもできますが、何度も同じことを言うと辞められてしまうのでは・・・と不安もあるかもしれません。

私の仕事は、このような院長先生の悩みを解消すること、ストレスを回避することでもあります。

こちらでは、毎月、医療現場における接遇について
スタッフの皆さんと共有しています。

その中で、最も変容しているのが
この看護助手さんです。

先週コンサルティング時、なんと、患者さんが椅子に掛けやすいように背もたれの位置を回してセッティングしてから、ドアを開け、患者さんを診察室へ案内されていました。

「医療は用意周到です。迅速な医療提供には、スタンバイ力ですよ」と伝えたことに対しての行動です。

感動しました。
自ら考えての行動です。
目配り→気配り→心配りまで、できた接遇です。

こちらは今夏、ご紹介で医療接遇コンサルティングを導入された開業2年目のクリニック様。
人材育成がなかなか上手くいかず、人材の入れ替わりがお悩みでした。

安定した雇用には、この看護助手さんのように
自分の役割を十分に理解し、主体的に動ける人材を育てていくことだと考えます。

一般的には、資格を持たないスタッフのモチベーションを保つことは難しいと捉えがちですが、
「あなただからできる仕事である」とメッセージすることで「私はこのクリニックに貢献できているのだと」思えるのではないでしょうか。

この貢献が、クリニックへの愛情でもあります。
帰属意識という言葉が薄れていってますが、このようなスタッフに恵まれることで安定した医業を継続できるのです。

ヒントになれば幸いです!

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