週末金曜日ですね。時計の針の進む速さは同じなのに、今週もあっという間です。
チームの乖離の要因は
私のコンサルティングの目的は、接遇力の強化ですが
多くのご相談は、院内の問題解決です。
接遇力強化には、意識改革をすることからだと考えています。
互いに協働するチームを創造するのも役割です。
クライアント先で特にご相談が多いのは、スタッフの関係性についてです。
業務分担にあたり、それぞれの役割を尊重しながら
適材適所での業務にあたるようにシステム構築をサポートするのですが
暗礁に乗り上げているときの傾向が分かってきました。
要因は4つです。
1.職業観の違い
例えば、看護師さんは看護教育の中で、患者さんを中心とする倫理観の高い医療を教育されています。
しかし、コメディカル部門では、正確な画像、検査データをとることや、機材をどうマネジメントするかという部分を主とした医療を教育されています。
2.キャリアの差
同じ職種であっても、経験則の違い、あるいは専門領域の違いがあります。
3.職種のバランス
例えば透析だと、看護師と臨床工学士の人数のバランスによって、業務の質が変わります。
4.システム構築
互いの専門領域を共有できるシステムが構築されていません。
20年以上にわたり、医療を専門としてきて
チーム連携力強化には、この4つのポイントの分析に至っています。
この4つのポイントから、どこに問題点があるのか。
現状を分析することで、組織改革は進みます。
チーム力向上は、スタッフ全員が各病院理念を基に、同じ方向を向くことです。
一般企業とは異なり、医療は専門性の高い職種でのチームです。
一人一人のスタッフの働き方が多様化した今だからこそ
職種の本質を理解し、融合させることが重要だと考えます。
なぜ、チーム連携が上手くいかないのか。
なぜ、○○の部署はやってくれないのか。と愚痴を言っていても
何も変わりませんね。
相手の役割を理解して、尊重することからかもしれません。
ヒントになれば幸いです!