「1+1=3」以上の病棟にしたい!でも、現実はできない?

「1+1=3」以上の病棟にしたい!

全国の病棟師長さん、あなたの病棟はどんなチームですか?

先日、コンサルティング先の看護部でのこと
ある病棟師長さん
「『1+1=3』以上の病棟にしたいんです。"絶対に、できるんです!"が・・・現実は上手くいっていません」という悩み

病棟を管理する師長は、自分の病棟の目標をもっている
しかし、人員不足、育成不足にストレスを抱えていることが多い。

この悩みを解決するには、どうするか?

まず、私はこの目標を称賛しました。
部下はチームがどこに向かっていくのか、方向が示されていなければ分かりません。

そして、"絶対に、できる!"、その根拠は?と聞きました。
すると、「・・・、はっきりとはありません・・・」とうつむき加減

熱意のある師長さんは、想いが強すぎて
「絶対にできるんだ!」と確信はしています。

しかし、その根拠が明確でなければ
この悩みの解決は難しいと考えます。

「では、根拠を作りましょう」と提案しました。方法はとてもシンプルです。

この"絶対にできる"ために
1.あればいいこと
2.なければいいこと、いらないこと
を書き出すだけ

部長さん、他の師長さんも一緒に出し合い、私が板書したホワイトボードは、書ける場所がないほどに

そして、書き出したことを
1つ1つ、師長さんが言動化できることを抽出します。

ここが、大きなポイント
師長さんが言動化できることです。

1時間にわたり、解決方法を提案しました。

悩んでいた師長さん「明日から、病棟全員にまずは私から声をかけます。これは、できることだったんですね」と

チーム連携が上手くいかない、互いにもっと声掛けをしたら上手くいくのではないだろうか。
そう悩んでいるだけでは、解決はしませんね。

この師長さん「根拠はありません」とおしゃっていましたが
実は、言葉として明確になっていないだけなのです。

自分の想いや考えは、言葉と行動にしなければ伝わりませんね。

活気のある元気な病棟にするには、師長さんが一人ひとりの部下に「○○さん、おはようございます。今日もよろしくお願いしますね」と笑顔と声掛けからですね。

ヒントになれば幸いです!