人が辞めない病院にしたい
先月30日、看護職員が2025年に6~27万人不足とする推計を厚生労働省は発表しましたね。
ワークライフバランス(WLB)の改善を考慮し、残業時間の長さと有給休暇の日数、3つの設定に分けた推計。
2025年時点で必要な入院ベットの数、訪問介護や介護施設の利用者数と共に計測すると、供給数は175~182万人になる。としています。
現在も多くの医療現場では人員不足が続いていまが、この推計に、さらに人材不足の状態になります。
「スタッフが辞めない病院にしたい」「すぐに戦力になる看護師を採用したい」という段階ならまだしも
「募集しても集まらない」と嘆く病医院もあるかもしれません。
経営側は人材確保に様々な取り組みをしていますが、どうやったらいいのか。
それは、「働きやすい環境」もですが、「働き甲斐のある環境をつくること」だと提案します。
働きやすさ < 働き甲斐
つまり、働く価値があるかどうか。が、長期就業には重要だと考えます。
私は、ご縁をいただいるクライアント様では、必ず、スタッフの皆さんに
「あなたはこの組織に選ばれた大切な人財である」とメッセージし続けています。
人は存在の承認をしてもらうことで、貢献という感情が芽生えてきます。
大切な生命をサポートする素晴らしい仕事ですが、過酷な現場です。
一人ひとりのスタッフの存在が、現在の病院の状態でもあります。
先日、2014年からご縁をいただき、5年以上も伺っているクライアント先のスタッフの方のコメント
*今日もありがとうございました。毎回、福岡先生から適確なアドバイスをいただき、院長が「よし、やってみよう」とチャンスを投げかけてくれます。
設備投資もし、働きやすい環境も整えられ、ユニホームも新しくなりました。
こんなに恵まれた職場はないと思います。
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こちらは、辞めるスタッフもなく、受付事務、看護部、検査と各部署間の関係性もとてもよく
「人」のことで、院長先生の悩みはほとんどありません。
地道な努力を重ねてきたからこそですね。
ヒントになれば幸いです!