驚きの着眼、新人ORT
皆さんのクリニックでは、新人は、どのように育てているでしょうか。
クライアント様、前年比1.5倍の患者数になり重要課題である「待ち時間対応」
今月は、全スタッフでその対応力強化に、実践ロールプレイングを実施しました。
手術の患者さんが多い中、コンタクトレンズ希望の方への対応事例
受付から始まり、視能訓練士の検査の場面をシミュレーション
現状の対応を振り返り、効果的な対応と今後さらに改善したほうがいい点を出し合いました。
検査の場面、担当してくれた視能訓練士の対応の仕方は、「丁寧な対応だった」とフィードバックがほとんどでした。
しかし、今春採用されたばかりの新卒の視能訓練士さん
「患者さんをお待たせしての検査ですので、混んでいるときは、説明はここではなく、ほかの場所に移動して 一人でも早く検査をするほうがいいのではと思います」と言う意見
とても嬉しくなる意見です。
社会人、新人視能訓練士としてのキャリアは150日ほどです。
今回のテーマをよく把握し、自分達の動きを俯瞰しています。
接遇は、"私が患者だったら、どうして欲しいか"と相手の立場に立つこと、つまり、客観的な視点が必要です。
なぜ、このような新人が育っているのか
そのポイントは
1.毎日、接遇についての意識づけをクリニック全体で実施している
2.指導する側が、「べき論(こうあるべき、こうするべきなど)」ではなく、柔軟である
3.自主性を重んじているクリニックである。つまり、スタッフの意見に院長が耳を傾けている
「今年の新人は、なかなか育っていない」と感じている方
新人からの意見に耳を傾けてみてください。きっと、驚きのヒントがありますよ。
お役に立てれば嬉しく存じます!