なぜ、あいさつをしない? 簡単にできるようになる
クライアント先の院長先生から、「スタッフのあいさつがない。実習に来た学生に言われてしまった。できていると思い込んでいて、直ぐに研修してもらえないだろうか」とメール
相手の心に届く、あいさつになるヒントを共有した
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「あいさつをしてください!」と口酸っぱく言っている声が聞こえる
あいさつは接遇の基本の基
だが、意外とできていない医療機関は多い
採用時、新人研修では「おはようございます」「お大事にしてください」と声を揃え、お辞儀の練習までしたのに
なぜ?
そうなる要因には、なんのためのあいさつなのか という意図や目的が明確にされていないからだ。
私は研修で、"なぜ、医療現場ではあいさつが必要なのか。なぜ、皆さんはあいさつをするのか"と投げかけている。
すると、驚くほどに、様々な答え(言葉)が返ってくる。
コミュケーションの始まり、親近感を感じて欲しい、話しやすくなるから、心を開いて欲しいから、信頼関係を構築するためという言葉まで
そう、あいさつをすることの意図や目的は頭ではみんな分かっている。
しかし、継続して行動に移すことができなくなる。
では、どうするといいのか
このように掘り下げて考え共有する機会をもつことと、実践できるように習慣づける工夫をすることだ。
その際、より効果的なやり方は
ただ、「おはようございます」と言うだけではなく、
「○○さん、おはようございます」「おはようございます。○○さん」と名前をつけてあいさつをすることを提案している。
なぜなら、名前を呼ばれてあいさつされたら、よっぽど関係性が最悪であっても「私に?」と、振り返り「あいさつ」は返ってくるのだ。
廊下ですれ違う同僚同士が、朝から、それぞれの名前を呼び合い、あいさつする光景に不平不満を言う人はいない。
この一挙手一投足が、組織力に直結している。
あなたの病院では、朝の光景はどうですか。
ヒントになれば幸いです!