待ち時間クレームに悩むのではなく、できることは その3

8月最後の一週間になりましたね。
さて、待ち時間クレームに悩むのではなく、できることはの 3つ目のポイント
スタッフ間のコミュケーション

やはり個々のマンパーの掛け算が組織力です。
「今日の私の役割は」と方法手段を確認しつつ、目的を明確にすることが大事だと考えます。
日常業務に慣れすぎると、鈍化しているわけではありませんが
特段、ルーチン化された仕事では思わないところでヒヤリが発生してしまうこともあり得ます。

部署間、他部署間との連携
忙しくなればなるほど、目の前の仕事に集中してしまいますが
これで、他者、患者さんはもちろん、スタッフ間への影響はどうなのか
各診察室の進み具合(状況の把握)受付さん看護師さん技師さんの動き、
必要以上に他部署に何度も確認の電話を入れていないかなど
相手の動きに配慮することです。

もうずいぶん前のことですが、クライアント先で受付医事と外来看護科の不仲な関係が
互いにネガティブな事態のなすり合いをする光景に
患者さんからさらなるクレームがでたことがありました。

待ち時間が長い時、患者さんはチーム間のコミュニケーション
つまり、言葉づかいや態度をよく見ています。
どちらが優位とかではなく、互いに連携し合い助け合えるチーム(仲間)であることが
クレーム対応に限らず重要なことです。

では、どうするといいのか。
こちらの病院では、どんな時でも「お願いします」「ありがとうございます」を
目を合わさなくてもいいので、言葉を伝えてください。と切実にお願いしました。
それから、3年の月日が経ち、
患者さんから「こちらの職員の方たちは、お互いに声を掛け合っていて、みていて"いいな~"と思いました」とご意見箱に投稿されていたと
医事課長さんから連絡をいただきました。

待ち時間緩和は、どこかの部署だけが悪いのではなく、総務を含め病院全体で取り組んでいく課題でもあります。
それにはまず、組織内の良好な関係性ですね。

あなたは、同僚に「いつも助けてくれてありがとう」の言葉を心から伝えていますか
そんなこというのは恥ずかしいと思わずに、この一週間かけて周りの同僚に伝えてみてください。
きっと、今までの待ち時間が1秒いや、1分は短くなり
患者さんからも嬉しい言葉が返ってくるかもしれません。

待ち時間クレームに悩むのではなく、自らすぐにできること
たくさんありますね。
大切な生命をサポートするあなたのヒントになれば幸いです!