コンサルティングで、多くの院長先生から相談される「スタッフがなかなか変わってくれない」お悩みについて
3回にわたり解決のヒントをお伝えしています。
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スタッフが面倒でやりたくない仕事の一つに環境整備がある
その環境整備を「スタッフと一緒にお願いします」とコンサルティングでは必ず提案している
なぜなら、最も可視化されたわかりやすい変化を共有できるからだ
そして、面倒だからこそ、その価値がある
環境を整えること(掃除)が
実は、医療の質に繋がっているということを具体的に理解してもらえる機会でもある
例えば、あなたの病院
玄関は車椅子がスムーズに離合できる状態だろうか
この時期、玄関に置かれた傘立ての管理はできているだろうか
忘れていった傘が所狭しとあって
置く場所がなく、玄関は傘だらけになっていたりあるいは院内に持ち込んだりして
院内には水滴があったりはしていないだろうか
掃除は、目配りの訓練でもある
目配りをすることで、気配り、心配りができるようになる
そして、もし、水滴が院内にあったとしたら
転倒というリスクがあるということまで、把握しているだろうか
つまり、環境整備はリスク回避でもあるのだ
なぜ、環境整備が必要なのか
医療の大前提である安全を確保することができるといのも理由の一つだ
受付カウンターには、なるべくモノを置かない
毎日朝昼とエタノール溶液で拭く
患者さんが使った体温計は消毒シートで拭くが、問診票を書くときに使用したペンは消毒せず使い続けたままではないか etc
細やかなことだが、この積み重ねが重要である
掃除は私の仕事ではない と思っているスタッフがいるかもしれない
しかし、示したようにとても大切なこと
「スタッフがなかなか変わってくれない」と悩む前に、変われるように協働すること
環境整備はすぐに今日からできることである
さっそく、スタッフと一緒に自院をきれいにしてみてはいかがだろうか。
ヒントになれば幸いです!