なぜ、言ってもやってくれないのか

今朝は花曇りに花冷え
雨上がりは葉桜へと変わるのでしょうか。

先日、クライアント様でのこと
「これまで受付業務をやってきました、今年は会計業務をすることになったんですが、あまり得意ではないんです。
どうしたらいいんでしょうか」と2年目のスタッフから質問がありました。

このように、新年度になり今までやった事のない新しい仕事を始めた方もいらっしゃることでしょう。
与えられた仕事、どのようにあなたは取り組んでいるのでしょうか。

彼女と先輩の会話を聞いていると、先輩に彼女は「内容を詳しく理解してからやってもいいですか」と言っていました。
ところが、先輩は「まずは、やってみて」と
この会話から、彼女は不安スイッチが入ってしまったのです。

部下育成でも、ありがちなコミュケーション
経験のない仕事に対して、説明をしてはいるものの、なかなか取り組めない部下や後輩にいら立つ場合もありますが、
人はそれぞれに仕事へのアプローチが異なるということを理解しておくことも必要です。

先輩は「行動に移す」こと、「実行する」ことが仕事へのアプローチです。
しかし、彼女の言葉をよく聞いてあげると、内容を「理解して」と言っています。
ここで、「理解する」ということが仕事へのアプローチだということです。
つまり、先輩は即行動するタイプ、彼女は、仕組みや概念を理解することでやる気に繋がっているのです。

即行動の傾向がある人は「行動に移す・実行・取りかかる」
概念分析の傾向がある人は「分析・理論・理解」
組織体系化の傾向がある人は「組織化・各部分の関連性・構成・計画」

という言葉を使っています。

もちろん仕事の内容には寄りますが、あなたはどのような言葉を使っていますか。
仕事へのアプローチの仕方を知ることで、自分自身のやる気のスイッチが入りやすくなります。

指導される方、「説明してもわからない」「言ってもやってくれない」と嘆くよりも、相手の仕事へのアプローチスイッチの言葉をキャッチしてみては

ヒントになれば幸いです!