なぜ、変わってくれない

移動、引っ越しシーズン真っただ中、年度末でいつも以上に車が多く感じます。
皆さんは、これまで何回引っ越しをしているでしょうか。
様々な情報がありますが、国立社会保障・人口問題研究所(5年ごとに人口移動調査)によると日本人は4~5回だそうですが、アメリカ人の引っ越し回数は平均17回だとか。
私は、もうすでに10回を超えていますが、主人はなんと14回になると。
社会人になると自分の希望でない移動があり、人によって回数はそれぞれですが、今回皆さんにシェアしたいことは、変化相違重視についてコミュニケーションの傾向

例えば、通勤ルート、ランチのメニューなど日常行動で、いつも同じである人と、そうでない人がいます。
あなたはどちらのタイプですか。

実はこの日常の行動に、働き方の傾向にも少なからず影響を与えているなと思うことがあります。

私どもに研修やコンサルティングの依頼をしてくださる医療、介護機関のトップの方はほぼ進展重視型か相違重視型です。
"いつも同じ"つまり、同一性重視の方はいません。 th (42).jpg

しかし、コンサルティング時にネックになるのは、"いつも同じが良い"と思っているスタッフが多い場合です。
イノベーションを起こすのに、時間を要することにもなります。

「変わりたいけど、変われない」人は同じであることは安心ですし、安定している状態でパフォーマンスの高い人が意外と多いかもしれません。

「なかなか、変わらない」と病院長、看護部長との会話では、スタッフの行動、言葉を分析してみてはと伝えています。

同一性重視の傾向が高い場合は「同じ、共通、似た、そっくり」という言葉をよく使っています。
このようなスタッフには、改善するとか、新しいことへのチャレンジ的なことは中々厳しい感覚にあります。
そのようなスタッフに「変わってほしい、変わろう、変われくれ~」と思っていても
いつも同じであることが、その人は自分らしいのです。

そこで、適材適所で、同じであることが大事なポジション、仕事を配置することをしてみてはいかがでしょうかと提案しています。

例えば、会計業務、術前の中材業務などがあります。
ムリに新しいことなど、これまでやったことのないことはかえってミスに繋がっているケースもあるかもしれません。

思考と感情は、行動と言葉で発信されます。
コミュニケーションは良いとか悪いとかではなく、それぞれの傾向を尊重して成り立っていると考えます。

気になる人の言葉をよくきいてみてください。
そこに、解決のカギがあります。これは、子育てでも、家族間でもプライベートにも活かせます。

ヒントになれば幸いです!