なぜ、プロジェクトは上手くいっていない

夜明けが早くなりました。鳥のさえずりがして、麗らかな一日の始まりです。

なぜ、プロジェクトは上手くいっていない

先日「リスク管理委員会を立ち上げたのですが、プロジェクトが思うように進んでいないんですよ」とクライアント先、院長先生との会話

立ち上げ当初は、メンバーから色々と意見が出て順調に進んでいたように聞いていたのですが、なぜ、このような事態になったのでしょか。

今回はリスクマネジメントの強化
院内でのリスク回避が主たる目的です。

様々なプロジェクトを立ち上げる場合、大体が、日頃からリーダーシップ力が高い方やキャリアの長い方を中心に構成されています。
こちらの病院でも、前向きで目的意識の高い方々を選出していました。

しかし、なぜ、プロジェクトは進んでいないのでしょうか。

メンバーの方々の日頃のコミュニケーションを振り返ってみると
目標に焦点を当てようとする傾向は高いのだが、目標達成を妨げる問題を認識することがあまり高くなく、問題やミスを見つけることや問題を避けようとするかということはあまり得意としない傾向にあると気づきました。

これが、カギです。

目的志向の傾向が高いコミュニケーションでは、「目標・成果・達成・獲得する」と言った言葉を使う傾向にあります。
問題回避の傾向が高いコミュニケーションでは、「問題・誤り・懸念・不安」と言った言葉を使います。

今回の場合、「問題」にいかに着目できるかです。

プロジェクトを成功させることばかりにとらわれるとこのようなケースが起こりえます。

目的志向型のメンバーは2,3割で問題回避型のメンバーを7,8割にすることです。

では、リスク管理委員会だから全員が問題回避型では、こんどはプロジェクトは進まないということは、もうお分かりだと思います。

まもなく新年度、各委員会のメンバーチェンジの時期でもありますね。
このように方向を決める言葉に意識を向けて、選出することをお勧めします。

ヒントになれば幸いです!