真の接遇を目指す

真の接遇とは column003_2.jpg

私は、プロフィールにも書いてあるとおり、「相互尊重」の真の接遇を目指し提案しています。

「真」という意味は「まこと、偽りでないこと」あるいは「自然のまま」という意味。
嘘偽りがない状態は、「素」の状態。心に思った振る舞いをするので、その人の本質をあらわすことにもなり、ネガティブな意味をもたない。そして、りっぱな、美しいという意をあらわす、真玉という言葉もあります。

真の接遇は、このように、嘘偽りのない、相手の立場に寄り添った美しい心の在り方を基に、言動化することだとも言えます。

昨日は、週明け月曜日で多くの医療機関では、来院患者さんが多く、いつも以上に多忙だったことでしょう。

医療者は、まずは、お待たせしないことを意識してはいますが、どうしても一人一人の患者さんの症状に合わせた対応をしていると、待ち時間が長くなってしまう状況にあるかと察します。

その際、あなたはどのような事に意識を向けていますか。

1分でもお待たせしないように工夫をしているでしょうか。

それとも、「見てわかるように、今日は来院患者が多いから、待ち時間が長くなるのは当然だな」と、業務をこなすことだけに一生懸命になっていませんか。

真の接遇とは、このような状態の時こそ、問われています。

時間やマンパワーにゆとりがある時は、あまり意識しなかったことであっても、
状況に併せた、臨機応変な応対こそが、真の接遇です。

自分ではコントロールできない事に意識を向けるのではなく、自分だからこそ、やれることに意識を向ける。
例えば、診察室への案内がスムーズにいくように、この後の診察する2番目,3番目にご案内する方には、前もって、「お待たせしております。もう間もなくの診察になります」と伝達したり、患者取り違えをしないように、名前の確認を入念にするなど
やれることはたくさんあると、気づくことからだと考えます。 a2960f92e61aa2301cff3c98217e35e1_s.jpg

真の接遇は、相手の状況を瞬時に判断できる洞察力がカギになります。

起きている事象(事実)をまっすぐに見て、医療者として本来あるべき姿を追求する。

その姿が、医療の質にも繋がりますね。

あなたが実践している、相互尊重の接遇はどのような言動がありますか。

あなたらしい最高の医療人になるヒントにして頂けましたら、幸いです!
今日も、あなたの笑顔が、多くの患者さんを笑顔にします。