幸福感に満たされる
初めてのご縁、昨年10月にお問合せいただき昨日、伺った。
看護部長さんの篤い想いが綴られた企画書に
私ができることを精一杯、提案した。
週末金曜日の業務終了後にも関わらず、100名近くの皆さんが参加くださる時間だった。
これまでの接遇研修は、挨拶の仕方とか、言葉づかいとかの様だったが、
私はそのようなことはしていない。
「自分らしく最高の医療人になる」というのが私の提案するテーマである。
チーム力を向上して、働きやすい環境をつくることで
自分自身が豊かになり、関わる周りに優しい気持ちで接することが出来る。
自分自身が心身ともにストレスを感じていたとしたなら、それは難しくなる。
接遇力、コミュニケーション力を高めるということは、そのような状態を創造することであると
考えている。
その意義を伝えていたら、数人の方が
目頭をあつく、されていた。
終了後、看護師さんたちから
「自分の今を見つめなおし、気持ちを変えます。」「日々の多忙さに疲れていたのですが、元気をもらいました。」など、多くの感想をいただき
無言で涙をこぼしながら「握手」を求める看護師さんもいらした。
医療者は、完璧であることを求め、とても真面目である。
頑張れば、頑張るほど
空回りすることもあるのだろう。
私が出来ることは、ほんのささやかなきっかけ創りでしかないが
真摯に、謙虚に、有難い気持ちを忘れずに
取り組むことで
人の心は開かれる
と学ぶ、貴重な有難いご依頼だった。
この仕事に携わることが出来るのは
医療の現場を懸命に支えている、ハートフルで人間力の高い方々がいらしてくださるからこそだ。
多くを教えてくださり、多くを学ぶ。
私は、なんて幸せなんだろうと
帰路の新幹線で想うことだった。