一昨日の朝、自宅近くの私立高校前で、「早朝の理事長挨拶儀式をストライキ中」という横断幕を掲げて長時間労働の是非を求める教員らの姿がニュースになっていた。
かねてから隣の高校とこちらの高校の雰囲気が全然違うと、部外者だが感じていた。
登校時、隣の高校では先生方が校門前にいて
生徒に「おはよう」と元気に声をかけている。
始業のチャイムがなり、大慌てで走ってくる生徒がいると、駆け寄りながら手招きして「急げ~」と笑顔で迎えている。なんと、良い先生方だろうと思っていた。がこの差は今回のニュースで、分かった。
ストライキを起こした高校では、教員が全員、毎朝午前6時半から廊下に並び、1人ずつ理事長に挨拶する日課は、果たして必要だったのだろうか。
教職という立場は、人間形成を育成することでもあるが、
納得できない日課に上手く生徒指導が出来ていたのかとも思う。
先日、クライアント様先でも
「この日課は、本当に必要ですか」と訊ねたら、
「入職した時からこうだったので、考えてみたら、いらないかもですね。」と応える場面があった。
一つ一つの業務は歴史の中で意図があって行われてきたことではあるが、
改めて見直しをすることで、改良改善されてもいく。
中途採用で入職した時は「?」と思ったことがあったとしても
時間が経つと、人は違和感がなくなっていくこともある。
いいことばかりでなく、そうでないことも話せるチームこそが
本当の意味でのチーム力であり、成功すると考える