日頃の声掛けが医療の質

今日は都内は晴れマーク、外気は冬らしい一日の始まりだ。
寝起きと共に窓を全開する習慣も、一瞬、とまりがちだけど
朝の新鮮な空気は、シャッキとして最高に気分を高めてくれる。
気持ちのスイッチは、こんな日常の習慣が大切だと思う。

そして、ひとつの習慣で、その時々の
今の状態を知ることも出来る。

毎朝、丁寧に一杯の日本茶を入れる習慣も、「あ~、美味しい」と感じる日と、
今日のスケジュールの再確認に意識が向いて、飲み忘れ冷めてしまう日と、
同じ行動をとっているようでそうでないと分かる。

定期診察の患者さんが来院したら
いつもと同じ という感覚で対応してはいないだろうか

いつもと同じ、変わらない という状態は安心と取れるかもしれないが
「今日もお変わりないですね」という言葉を患者は期待しているのだろうか
とふと、現場で思ったりする。

「今日もお変わりないですね」から「今日はお変わりありますか」と
言葉を変えて聴けたとしたら
どんな答えが患者から帰ってくるのだろうか

「ない」と「ある」

患者の脳内は
「ない」は簡単に出るだろう
でも、本当にそうなのか
「ありますか」と聞かれたら、
「あるかな」という状態になり、自分が診て欲しいことを教えてくれるだろう。

医療の質は
日頃の声掛けの習慣が影響されている。