「親しいほうがやりやすい」
クライアント様先の理学療法士の方から、「いつも丁寧な言葉づかいをしなければいけないんですか。
接遇委員会に入っているんですが、リハビリを始めるとき、『○○さ~ん、こっちこっち』と手を挙げて元気よく声をかけてはいけないんですか」という質問
大きな声で、元気よく、笑顔で明るい
それなのに、なぜ?
患者さんに、「元気があっていいね~」と言われているのに
キャリア3年目のセラピストの方、ある程度技術も高まり、患者さんとの関係性は「仲良くなること」だととらえている。
仲良くなることで、患者さんは心を開いてくれて、なんでも話してくれる
20分という時間、楽しみである と思って欲しいと願っている。
決して、悪いわけではない。
一生懸命に一人ひとりの患者さんに向き合い、仲良くすることが
満足にも繋がるかもしれない。
確かにその一存も理解できる
なぜ、言葉づかいが重要なのか。
それは、一言でいうと、節度を保つためである。
ついつい仲良くなり、言葉づかいが家族あるいは友達のようになれば
互いにおざなりになっていくことが予想される
リハビリは快適でない場合もあるからだ。
何か趣味を楽しむような時間ではない。
痛みを伴い、時として苦痛を強いられることのほうが多いかもしれない。
医療者と患者という関係であって、友達ではない。
言葉づかいは、あくまでもプロとして、安心安全で適切で最善の医療提供に繋がり
患者さんが納得のいく医療結果へと導くために必要なのである。
そのことを実践ロールプレイングをしながら、共有した。
近すぎず遠すぎず
その距離感を保つには、言葉づかいである。
終了時の彼女の顔は納得の表情で、キリッとしていた。
あなたは、患者さんとの距離感に節度ある言葉づかいでしょうか。
その節度が卓越した医療に繋がっています。
今週も晴れマークが続きます。水分補給を忘れずに元気に参りましょう。
昨日、次男が遅めのお昼ご飯に、元気もりもりラーメンなるものを作ってくれました!なかなか美味しかったです
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