おはようございます。いつもご覧いただき心から感謝申し上げます。
今日は鹿児島で朝を迎えています。窓を開けると南国でもひんやりとした風
また今週末も台風が、今年は本当に災害が多く、緊急対策を整えていてもなかなか活かせてないもどかしさも感じます。
さて、先日(10月2日付)日経新聞の医療欄にPNS、パートナーシップ・ナーシング・システムの情報が掲載されていました。
弊社では医療介護現場に特化して接遇やコミュニケーション力向上の提案させていただいていますが
安全管理の概念を中心に接遇を捉えていただいている中で
実践ロールプレイングを病棟で行うときに、患者応対でリスクを少なくするためにはダブルチェックは必須と話してきましたが
このPNSの効果は高いと捉えています。
看護師さんは皆さん適切な対応をもちろん心得てはいますが、タイトな看護業務ではリスクを「0」にするにはなかなか厳しいと感じます。
PNSを導入して上手く行っている病院と導入したが看護師の合う合わないもあり上手くいかなかったケースが掲載されていたのですが
今日は導入に際しての私なりの提案をしたいと思います。
上手くいっている病院同様に導入したとしても
それぞれの病院の特性をまずは分析することから始めてみてもいいのではないかと思います。
例えば病棟全員の患者様にPNSを導入するのではなく、
リスクの高い患者様へ
又は、要望の多い患者様へ
又は、慢性期や回復期、介護病棟など在院日数の長い患者様対応で期間や時期を決めて、ルーチンワークをより高いレベルで提供するなど
トライアルでやってみてもいいのでは
その際に、パートナーシップをとる看護師同士の関係性も評価していくといいのではないかと思いました。
日本人の特性として完璧を求める場合が多く
どこかの病院で有益な情報があれば気の早い看護部長さんはすぐに導入したいというお気持ちはよく理解できますが
一気に改革するのではなく、徐々に段階を踏んで導入することで
自院の特徴にマッチしたPNSを構築できるのではないでしょうか。
弊社の接遇コンサルティングでは事務局へは就業体制、雇用体制など看護部へは患者対応システム等
院長の想いが伝わり院内にDNAとなるような接遇を基に提案させていただいていますが、
より効果的効率的な方法手段を構築するには客観的な視点でメリット、デメリットを考える必要があります。
どのような方法手段があるのか、いろいろなやり方もあるし、段階を踏んでじっくり改革することもあります。
医療現場の方々のヒューマニズムの素晴らしさを発信し
このPNSを導入するにもどのようにしていけばいいのか接遇コンサルタントの視点で追求していきたいと思います。
さあ、今日は新規クライアント様先でキックオフセミナーのご依頼です。
感度を高め感性豊かに、目指す接遇に全力で提案させていただきます。
よろしくお願いいたします。