部下の離職に悩まないようにするには

週末金曜日になりました。霜月も折り返しですね。おはようございます!
予報では、寒くなると言っていましたが、とても気持ちのいい朝です。

コンサルティングに入り、思うこと

今、多くの医療現場では人材不足です。
継続雇用に、多大なエネルギーを投資しています。

あるリーダーの方々から相談を受けました。

これまでは、離職もなく順調に採用も進み、ゆとりあるマンパワーになってきたところでした。

ところが、立て続けに、部下の離職。
部下が辞めてしまうのは自分たちのせいだと、思っています。

この事態に、どうしたら良いのか。悩んでいました。
管理を任せられた立場の人の大変さでもあります。

離職の原因は、多くが人間関係だと言われています。
確かに、人間関係は、合う合わないはあります。

しかし、どんな組織でも自分と合う人ばかりではないことは百も承知です。

そこで、こちらのリーダーの方々に
一度辞めたいと申し出た人を引き留めることは、私はあまり賛成しないと伝えました。

なぜなら、もう、気持ちは、ここにないからです。

事なきで去る人とそうでない人はいますが、
往々にして、病院のこと、同僚のことを、残念ながら陰ではネガティブな発言をしている人もいます。

人間関係が悪化すると、なぜか陰口が始まります。
それが、事実か、どうかも分からないのにです。

なぜ、そうなるのか。
リーダーの方々に私は、自分の成長を比べる対象が他者になったからだと伝えています。

つまり、卑屈になる原因には、評価の高い同僚や、贔屓されていると思い込んでいる同僚が面白くないのです。
一緒に仕事を始めたときには、相手を引っ張るような感情はなかったのに。

誰かと比べるのは、とても苦しくなります。

誰かと比較するのではなく、昨日の自分と比較して
1つでも、一歩でも成長できていたら
陰口などは出てこなくなるのです。

チームは、互いの得手不得手を理解し合い
助け合い、分かち合い、共に「一緒に働いて良かった!」という感情の集大成です。810-backgrounds-free.jpg

誹謗中傷を言っている人の心は、満たされていないからかもしれません。
人が辞めない組織にする。とてつもなくエネルギーのいることです。

管理を任せられている皆さん、
どうぞ自分のせいで部下が辞めてしまったと、モチベーションを下げないでください。

組織の成長にあわせて、人材も変わっていいのです。

ヒントになれば幸いです!