待ち時間緩和につながる、効率的な初診説明のヒントは

おはようございます。昨日は国際女性デーでミモザを飾った方も多いのでは。
以前一軒家に住んでいるときに、リビングから見えるところにミモザの樹を植えていました。今も咲いているのかな~と思いだしていますが
(以前投稿したミモザにまつわる記事、結構ありました! https://news.ra-pport.com/2009/02/post-462.html)

そして、昨日見つけた季節の移ろい
名残の椿と野イチゴの花 IMG-6622.jpg IMG-6624.jpg

道中の花々、さりげなく咲く花がとても好みです。皆さんはどのようなお花がお好きですか

【初診の患者さんに説明をするとき、納得してもらうには】

昨日ご紹介した長崎大学病院の先生方に
診療時のアプローチとして、「先生は初診の患者さんに説明をする時、症状が良くなる話を考えますか、それとも症状が悪くならない話を考えますか」とお聞きし
各グループでディスカッションしていただきました。

すると、
内科系の先生は、症状が良くなる話を考える
一方外科系の先生は、症状が悪くならない話を考える、と診療科の分類で二分する面白い結果が出たと発表がありました。

この面白い結果を基に、なぜ、同じように説明しているのに、うまく伝わる患者さんとそうでない患者さんがいるのか
あるいはクレームが起きてしまうのかについてお話をいたしました。

これは、コミュニケーションの方向を決めるカギになるのです。
目的に向かって進もうとするか。問題を避けようとするか。

内科系の先生方は、目的志向型
一方、外科系の先生方は、問題思考・回避型だと言えます。

つまり、症状が良くなる→目的に焦点をあて、明確な方向性を持つコミュニケーション
症状が悪くならない→問題を発見し、回避し、解決することに焦点をあてるコミュニケーション の傾向にあるのです。

他のグループでも、「ほとんどの先生は自分と同じように話していると思っていたが、ディスカッションしてみると、違いを知ることができた」といったフィードバックもありました。

何となく話している訳ではありませんが、ご自身の思考と、使う言葉が診察の方向を決めています。

そして、さらなるポイントは
患者さんがどちらの傾向が高いのかを見極めることです。

患者さんは良くなる話をしているのか、悪くならない話をしているのか
その患者さんの希望や方向性を確認して、説明の重点をどちらにおくかを考えることで、伝わりやすく満足・納得してもらえる診察が行えるのです。

このようにコミュニケーションの特性を知ることで、クレーム回避だけでなく、患者さんとの意思疎通が良好になり、効率的な診察になります。
そして、待ち時間緩和にもつながっていくのです。

ヒントになれば幸いです。