「なぜ、接遇研修に参加しなけばいけないの?」と思っているあなたへ

「なぜ、接遇研修に参加しなけばいけないの?」と思っているあなたへ

新規クライアント様でのこと
ある検査技師さんから「今まで何度か接遇研修は受けてきたので、今日は参加しなくてもいいですよね」と言われ
理事長は、その言葉に愕然として「こらから指導する立場ですので、全員参加でお願いします」と回答したと、話してくれた。

キャリアの長い医療者には、このような人はいる。

接遇とは、挨拶、お辞儀の仕方などだと、思い込んでいる。
一般的なマナーだと。

医療現場での接遇は、不安や痛みを伴う、心身ともに病んでる人への対応である。

100人の患者がいて、全員が同じ対応を求めているのではなく、同じ患者であっても来院するごとに状態が同じだということはない。
つまり、その時、その場面に千差万別な対応を必要とする現場なのだ。

医療者は根底に、少しでも患者の痛みや不安を緩和して、安心安全な医療を提供し
大切な命をサポートしたい と思っている。

それを達成するには接遇力、コミュケーション力が必要である。

なぜなら、相手の心の中は手に取るように見えるわけではない。
思考のプログラムもわからない。

患者の訴えを、理解してこそ
適切かつ最善の医療に繋がる。

そのような事を4時間半にわたり、あつく語った。

終了時、この検査技師さん
「今日、この研修に参加して再出発になりました」と言わんばかりに、目が輝き、はつらつとした表情になっていた。

接遇はエンドレス
磨けば磨くほど、人間力は高まっている。