こんな上司先輩と一緒に働きたいと、思う理由

おはようございます。いつもご覧いただきありがとうございます。
今年も半分過ぎて、6月になりました。緊急事態宣言は延長され、多くの制約にほとほと疲れが出ている中、梅雨の晴れ間にアジサイの花、自然のご褒美に一瞬ですがホットします。
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貴院には、ヒヤリハット・インシデントを報告する風土はありますか。
ヒヤリハットが起きていても、その場でどうにか問題を収めることができたりして、その場しのぎはないでしょうか。

ミスをしたり、クレームを受けたりすると報告するには勇気のいることです。

先日、クライアント様先で、あるスタッフが独断で患者様に違った情報を伝えてしまったケースがありました。

院長先生は、この事例を重くとらえていらっしゃったので、コンサルティングでは、全スタッフとこの事例をどう今後に活かしていくかを話し合いました。

3,4人ずつに分かれ、グループで、先にディスカッションしてもらったのですが、
その事例の当事者の方が、「これは私が起こしたことです」とグループの方に話し始める声が聞こえてきました。

そのグループは、キャリアのある彼女と、新人2人でした。

私は、話を聴きながら、彼女の正直さに、思わず感動しました。

先輩として、新人を教える立場ですが、公表する勇気。できそうでできないことです。
大変、失礼かと思ったのですが、彼女に「もしお願いできたら、今の話を全員にシェアしてもらえないか」とお願いしました。

了承してくれて、院長先生も含め皆に共有してくれたのです。

ここでの学びです。
1.勇気をもって事実を伝えることの重要性
2.この事例を基に、たくさんの学びがあったこと
3.ミスがあっても、共有できる環境があること

彼女が話してくれた後、自院・患者さんに影響されること、今後にどう活かしていくかを出し合いました。

2時間にも及びましたが、とても価値ある有意義な機会でした。

この事例から本当の意味での先輩上司としてのプライドは、我欲(恥ずかしいとか、大きく見せたいとか)ではないのだと教えてもらいます。
自分のミスを公表できる勇気を持っている人だからこそ、この先輩と一緒に働きたいと思うのではないでしょうか。