どうしたら、ヒヤリハット報告をしてくれるのか

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【どうしたら、ヒヤリハット報告をしてくれるのか】

先生の病院・クリニックでは、ヒヤリハットの報告はありますか。

スタッフが少人数だったり、開業したばかりだと、まだないかもしれません。
あるいは、報告用紙を作ってはいるものの、報告はほとんどない医療機関もあるのではないでしょうか。

クライアント先の院長先生から「当院では、ヒヤリハットが起きたら報告するように言ってはいますが、全くありません。どうしたらいいのでしょうか」と訊ねられました。

管理者はこのようなお悩みはあります。

日常業務では、ヒヤリハットは全くないということは、まずないと思います。
しかし、なぜ報告がないのか。
その理由は大きく2つあると考えます。

1.ヒヤリハットだと認識しているか
2.報告したら、どう思われるか・報告したら、怒られるのではないか

では、どうするといいのか。下記のようにお伝えいたしました。

1.まず初めにお伝えして欲しいことは、インシデントやアクシデントが起きない手立てとして、とても重要なことだということ
2.どんな些細なことでも、報告してくれたことに感謝の言葉を
3.院長先生自らヒヤリハットがあれば、全スタッフと共有する
4.そして、職員(あなた自身)とクリニックを守るためにある
5.報告書の書き方を決めておく 
5W1H等で①When:いつ(日時) ②Where:どこで(場所) ③Who:だれが(主体) ④What:なにを・なにが(行動・物) ⑤Why:なぜ・どうして(理由・原因) ⑥How:どうした・どうする(対応・対策)

また、ヒヤリハットという言葉自体が、ネガティブな言葉としてイメージされているようです。
ですから、「今日の気づきノート」とかにして書きやすさも必要かもしれません。

人は誰しも、ミスは起こすものです。

ミスを起こしたスタッフを叱責しても、解決はありません。
逆に、マイナスに働く恐れがあるのではないでしょうか。

ヒントになれば幸いです。

年度末・年度初めの一週間、今週もよろしくお願いいたします。