クリニックの新たな日常へ、変わらないスタッフをどうするか。

おはようございます。今日も新たな一日が始まりました。
緊急事態が解除され弊社でも、クライアント様からの連絡が増え始めました。

いよいよこれまでとは同じではない、新たな日常を私たちは構築していかなければなりません。
(「ねばならない」という言葉は、正直あまり使いたくはないのですが・・・)

同じであることへの安心感、同じでないことへの不安感。これからの生活には、同一性重視の思考では生きづらくなりそうです。
それは、クリニック経営にも言えることです。

クリニック経営において、人材育成の悩みの多くは「変わってくれないスタッフ」「変わらないスタッフ」です。

「同じでいいんじゃない」「前はこうだったのに」と言っているスタッフと
「改善する」「よりよくしたい」「新しいことを」「変化していきたい」と思っている先生との乖離。

この新たな日常には、変わらないスタッフへの不満があった院長先生は、どうしていけばいいのかとさらに悩んでいることでしょう。

その悩みを解決するには、仕事への動機づけを相手のスタイルに合わせてみてはいかがでしょうか。team2.jpg

同一性重視の高い人は、長期の安定を求めています。共通点を意識することにたけています。

つまり、「長期的な安定を求めるために、○○を改善していきたい」とか「長期的に働いてほしいので、○○を取り入れたい」など
相手のスタイルを先に言語化すると受け入れやすくなります。

頭ごなしに、「○○を変えよう」「○○を改善しよう」と先生が伝えたら、逆効果です。

悩みの種であるスタッフは「変わる」「変える」ことは、不安な感情が芽生えているのです。自己防衛本能が働いているとも言えます。
この事態に、変わらなければいけない と、重々理解はしているはずです。

しかし、長年、同じであることを重要視してきたのです。
そのことに留意してあげてみてはいかがでしょうか。

先生のクリニック経営をサポートしてくれる大切なスタッフなのですから。
少しでも、ヒントになれば幸いです。