「医療接遇の心」が、ヒントになれば

オリンピック開催延期のニュースが流れて、明日で一か月です。
あの時点で緊急事態宣言が出ていたら・・・と、思わず口にする方もいます。
亡くなられたご家族がいる方にとっては悔やんでも悔やみきれない
ここまで国難になるとは・・・と口にしても、外出自粛するしかできないもどかしさを感じます。

今日は、これまで21年にわたり医療に携わる皆さんにお伝えしてきた私の考える「医療接遇の心」についてシェアします。
お互いに置かれている立場や状況に、ヒントになれば幸いに存じます。

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私が考える「医療接遇の心」は
☆相手の人格や立場を思いやる心
☆自分を素直に謙虚に保つ心
だとお伝えしてきました。20200423.jpg

患者さん一人ひとりには、様々な背景があります。我が国では、憲法13条及び25条にあるように「安全で質の高い医療を受ける権利」があります。その背景や人格、立場を思いやることが医療接遇です。

クレーム、あるいは上司から厳しい指摘を受けたりしたときに、人はそれぞれ異なる意見や考えを持っていることを理解すること
ネガティブな気持ちにならず医療者として平常心を保つ在り方が医療接遇です。
その平常心が安心安全な医療提供に繋がるのではないでしょうか。

そして、それらをクリアするには
★柔軟性を身につけることです。
医療者として自制心と平常心を失うことなく、周囲の状況と環境に適応する力が医療接遇でもあります。

医療行為を実施する際にも選択と決断の繰り返しです。
柔軟性は決断力の基本になります。

対人関係においても、好感度の高い性格の第一の特徴は「柔軟性」だと考えます。
医療接遇には、これが正解、これは不正解という考え方は私は基本的にないと思います。
こうあるべき、こうするべきという在り方ではなく、
柔軟に対応できる力こそが医療接遇です。
応対力=柔軟性
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ベストの選択をしたい。そう思うのが人の心です。
しかし、今はお互いに置かれた立場でより良い選択をしていく時ですね。

それには、柔軟性が必要ではないでしょうか。