カレンダーを捲り、4月になりました。医療現場の皆さん、今日も懸命なご尽力、ありがとうございます。
◆この事態に、命の在り方を考える
日々、どんな時でも医療者は
どうやったら、何をしたら、一人ひとりの患者さんの病気を治せるのだろうかと問い続け、Bestを目指している。
診察が正解か不正解か、そのようなことではない。
可視化されたモノのように、カタチが手に取るように見えるわけではないのが医療。
真摯に懸命に、自らの命さえも投げ出して
全力で医道を貫いている。
もちろん、他職種でも
自分の仕事に対して、誇りを持ち、命をかけている人はいる。
しかし、医療者のように
いつ、罹患するか分からない事態で
同じように働くことができると言い切るには勇気がいる。
21年、医療現場だけに特化してきて
様々な現場の在り方を拝見してきた。
どんなに自分自身の状態が悪くても、医療者の本質は「命を守る」という使命感に溢れている。
かけがえのない命
尊い命
生きるということの偉大さに
今、改めて、一人一人が問われている。
自分の命は、何のためにあるのだろう。
自分の命は、どう活かすのだろう。
自分の命を、誰のために。
人は人によって成長すると言われるが、医療者の在り方から
今、自分自身の命の存在を追求するときなのかもしれない。
守られた環境に気づかなかった。
こんなことは起きない。そう思い込みを過ぎて、鈍感になってしまっていたのかもしれない。
メディアでは、著名な方々が様々な意見を発信している。
どの情報が真意なのか。見抜く力も試されているとも知る。
今、できること。
自分が感染源にならないようにすることからだ。