なぜ、一人で行動するのか

とても気持ちのいい朝です。この陽気で、一気にさくらが満開になりそうです。
あなたのお住いの地域はいかがですか。IMG_3497.jpg
きょうはこれから富山のクライアント様ですが、富山はまだ桜開花宣言もされていないなあ~

医療はチームだというのに

総勢、700名近くの看護師さんを率いる看護部長さんとの会話
「○病棟の副師長、医療はチームなのに、師長とのコミュニケーションがあまりうまくいっていないようで、単独で行動してしまう傾向があるんですよね~、病棟の看護師たちも、どちらの行動も見ているので、この病棟の連携が気になっているんです」

組織体系に、管理するトップとポストの連携は欠かせません。しかし、一人で集中して仕事をするほうがパフォーマンスが高い部下はいるのです。

医療現場ではチームで動くことがベストであるのですが、部下は全員が全員、皆と一緒の空間で、周りにたくさんの人がいるような環境を好む人ばかりではなく、一人で働く環境が理想の人がいるということを忘れてはいけないのではないでしょうか。

少なからず組織は人との関りが必要ではありますが、
個人型の人は、接点がなくても平気で、逆に集中できずに仕事がはかどらない場合もあると思っています。

仕事のスタイルはチーム型と個人型があるのです。

チーム型同士の場合は、お互い、一緒にやることでパフォーマンスが高く、人と関わりながら仕事をすることでやる気が出ています。

チーム型の上司から個人型の部下をみると、肯定的に捉えると「一人で集中して出来る部下」となりますが、否定的だと「いつも単独行動ばかりして~ とか、自分勝手だな」となり、
個人型同士だと、互いに「人はそれぞれで良い」となるし
個人型の上司からチーム型の部下だと「いつも仲良しこよしで、にぎやかね」と捉えていたりします。

前述の看護部長さんは、チーム型の高い方ですので、この病棟の副師長さんがとても気になっているのだと思います。

そこで、看護部長さんには、チーム型と個人型の特徴をお伝えし、それを全病棟の師長さんと副師長さんに活用していただくように提案いたしました。

話す言葉によって見分けてみてはと
チーム型の人は「ほかの人は、人と関わる、チームで、みんなで」という言葉をよく使います。
そして、個人型の人は「一人で、個人の、自己満足、単独で、独立」といった言葉を使います。

コミュニケーションは、どちらがいいとか悪いとかではなく、個々のやる気の出るスタイルの違いを知り、尊重されます。

いつも単独行動をしている部下がいるとしたら、その人は誰かと関わることよりも一人でやるほうが自分らしく、ミスなく出来るということを経験してきているのかもしれません。

組織の仕事の成果は、個々のパフォーマンスの掛け算がチーム力でもあります。

チーム型の傾向が高いと感じている人でも、場合によっては一人でやるほうが良い時もありますよね。
実は、シチュエーションによって、私たちは柔軟に適応しているのです。

"ねばならない"と思った瞬間に、枠にはめてしまっていることもありますね。

私も、留意することであります。

ヒントになれば幸いです!