昨日、お世話になっている方から、こんなステキなプレゼントをいただきました。センスいい!
なぜ、意見が違う
救急外来を主体とする あるクライアント様でのこと、
手術に入る前に院長先生と副院長先生の会話
院長:「選択肢を増やして、可能性を重視しよう」
副院長:「まずは、手順通り、教科書通りで」
噛み合わないコミュニケーション
互いに言葉にはしないものの、「『俺の言っていることわかっているのか』と心の中では思っていました」と院長先生 私との面談での言葉
そして、「コミュニケーションが上手くいかず、時としてぶつかることもありました」と看護部長さん
患者さんを救うという目的は同じですが、互いにプロとして、譲れないところはあります。
このようなとき、何が違うのか
「院長先生は、物事を進めるうえで、選択肢を増やし、可能性を重視することでパフォーマンスが高くなり、副院長先生は、手順通り、計画通り、セオリー通りに行うことをパフォーマンスとして重要視しているのです。
どちらが、良いとか悪いとかではなく、どちらの傾向も実は必要です。しかし、それぞれに過去の経験に対峙して、選択理由にオプション型かプロセス型のいずれかが高い傾向になるのです。
互いにオプション同士だと、何ら問題はありません。相反する場合に起きています。
気づいていらっしゃるとは思いますが、人は、より自分の優位なパフォーマンスを言葉で伝えているのです。意見がぶつかっているという感覚は、互いの傾向の優位差にあります。
その解決策は、相手の使っている「言葉」に注目してください。言葉を聞いてみると、よく理解できます」と院長先生、副院長先生、看護部長さんにお話しました。
すると、院長先生から、「そうそう、いつも言っている、納得だ!」と
その後、看護部長さんから「意見がぶつからなくなりました。先生方はさすがです」と
スパードクターと言われている方々は、予測外の事態に「手術中に降りてくるんだよ」と神がかったことをおっしゃる方もいたりします。まさしく、オプション型のパフォーマンスです。
もちろん、セオリーを熟知しているからともいえます。
クライアント様でもあり、友人でもある 毎年、病院の実力で新聞に病院名が掲載されている脊椎外科関節外科専門のスーパードクター、おおみや整形外科医院院長の大宮克弘先生はまさしくオプション型のコミュニケーションです。(このブログをご覧くださっていたら、きっと笑っていらしゃるかも)
医局でのコミュニケーションもですが、医師と看護師でも、検査技師とも、他職種とも
互いのパフォーマンスの傾向の優位差を尊重することで、医療の質に繋がりますね。
ヒントになれば幸いです!