同じことを行うでも言葉で方向が変わる

おはようございます。 いつも「笑顔と感謝」をクリックいただきありがとうございます!
今日は福岡で師走らしい朝を迎えています。

あなたの病院・クリニックでは、患者さんの診察室や処置室への誘導時の声掛けは
「呼び入れ」ですか、「呼び込み」ですか、それとも「ご案内」と表現していますか。

コンサルティング時の実践ロールプレイングで診察室へのアプローチのトレーニングをする際に
ほとんどが「次、入れて」とか「次、呼んで」とかである。
この言い方が不適切ではないですが、「ご案内」と言葉を変えるだけで
対応や在り方に変化が生まれます。

患者さんを全くモノ的に扱ってはいませんが、医療者が言葉ひとつを変えるだけで
患者さんはその言葉に自分をどう扱ってくれているのかを判断しています。

「○○さん」だけなのか

「○○さん、お待たせいたしました。1番の診察室にご案内します」なのか

同じ診察室への誘導ですが、自分が患者だったら言うまでもありません。

これまで、私は「接遇やコミュニケーションは患者さんとの円滑な関係性を構築し、より安心安全な適切で最善の医療提供の為でもありますが
自分(自分達)の身を守るためにもあります」と伝えています。

なぜなら、今はより自分に適した医療機関を選択し
その対応の善し悪しをネット上で書き込みも自由にできる時代です。

自由になり、気に入らなければクレームを発し、やがては公的な手段にまで出る患者もいます。

医療行為には、接遇力、コミュニケーション力がまずはその方向を決めていると言っても過言ではありませんね。