経験して、改めて知ること

"地域に院長の想いと考えを発信するために!" メディカルオーガナイザーの福岡かつよです。おはようございます! 新しい一週間スタートです! 仕事納めまで、実質3週間 気合を入れて今週もよろしくお願いいたします。

さて、経験して知る用意周到の大切さ

先日、とある医療介護機関グループからのお問合せがあり、本部(都内)に会社案内を送付した。電話をくださった担当者の方に連絡すると、また違う病院に送って欲しいと依頼され送付した。 そして、今回の企画の打合せをしたいと都内から1時間半かけて、近県の指定の医療機関へ

雨が降る中、遅延があってはと30分ほど前に到着するように早目に出かけた。 予定通り早目に到着したので、現状を拝見した。 その日は5名の医師による外来日、午前11時前、受付番号45番。 正直、立派な建物、この外来数で経営は大丈夫だろうか と 大きなお世話だが心配になる。 そして、約束の時間、患者が殆どいないので、受付スタッフがバックヤードからカウンターに出たタイミングをみて、面談の約束を伝えた。 「確認します」とそのままその場で待つこと数分。 そして、違うスタッフが出てきて、「前の面談が押していて、お待ちください」と言われ、外来の椅子まで導かれた。 そこで、「お約束の時間は、こちらからの指定で参りました。どのくらい待つのでしょうか。」と聞くと「10~15分ほどだと思います。」と曖昧。 しばらく、待つこと15分、電話をかけてきた人事部の方が、慌てるように来て、挨拶だけして、また、数分して迎えに来るという。 一体、どうなっているのだろうか。この病院。 ようやく、面談場所に案内されたのは30分も過ぎていた。

この一連の流れでの気づき

1.受付、取り次ぎスタッフの挨拶がなかった。不機嫌そうに取次、こちらが何だか悪い感じに、受けた。

2.すべてが後手後手になっている。

3.予測が甘い

4.企画内容も詳細に書かれてはいるが、「そもそも何のための研修ですか」の質問に、帰ってくる言葉に時間を要した。

5.手探り状態で、準備が不完全。

折角、企画して成功させたいと思う気持ちが理解できるが、すべてが曖昧過ぎました。 一夜かけて今回、お役に立ちたいとは考えましたが、やはり、この現状では現場に活かす内容を提供したくても、ただ開催しただけになるような気がしました。 

事を動かす、それは何のために、どのような成果や改善をするために、目的を明確にして、入念な準備をしてこそ、実施する価値に繋がります。心苦しかったのですが、今は、私どもではお引き受けできないと申し上げました。 

2025年の地域医療計画の見通しに、急性期機能を担う病床が過剰という分析になり、医療機能の変更が必然的に迫られる。病院再編の時代、地域の信頼を得て、多くの患者数、高い医療の質、医業利益の高い病院が、主導権を握るようになっていく。 将来を見据えた人材育成は、地味な準備と地道な継続でしかない。 そのように改めて、知ることでした。

気分を入れ替えて、さあ、今日は10月に開院した小児科クリニック様へ、開業後初めての医療接遇コンサルティング。順調に進んでいるか。とても楽しみです!