増え続ける医療費に、医療現場は何に着目するのか

おはようございます。いつもご覧いただき心から感謝申し上げます。

昨夜は皆既月食でしたね。

私は京都から帰りの新幹線で夜空を見上げましたが、もうすでに月食が始まっていたようで

その美しさを見ることができませんでした。

 

訪問先の病院前に京都らしいお団子屋さん 20141009

思わず全種類1個づつ購入しました。(笑)

 

さて、昨日厚生労働省は平成24年度の国民医療費の総額が39兆2117億円になったと発表した。

6年連続で過去最高を更新し続けている。

前年比1.6%

1人当たりの医療費 30万7500円

総額は増えているが最近5年間の2〜3%の伸び率に対し、1%台に縮小はしている。

医療費の財源の内訳は

公費(国と地方)が15兆1459億(2.3%増)

国民、企業の負担が19兆1203億(2.0%増)

患者の自己負担は4兆6619億(1.7%減)だった。

 

ここで、患者の自己負担が減っていることに注目したい。

医療費抑制に運動する、または病院いかないようにするなど

個々にあり減少になったわけだが

4月から70〜74歳の1割から2割の自己負担増 等

目に見えた支払いが増え負担が大きくなったことであろう。

そこでその負担率に見合った医療技術はもちろんのこと

対応する人、サービスへの要求は自ずと高まることになる。

 

よく、研修で話すことだが

ホテルの料金によって、安価なビジネスホテルでの対応とある一定の料金を越えたホテルとでは求めている対応が異なる。

例えば、ホテル代によってチェックイン後荷物を部屋まで持って行ってもらうのは当たり前かそうでないか。

そのサービスは対価で判断していることもある。

 

これまで窓口で1000円の自己負担だったのに

倍の2000円の支払いをした瞬間に ただ診察をしてもらうだけでは充分な納得は薄くなり

安心で安全な環境と心地いい対応を求めていくのは当然になっていく

 

最新の医療機器を導入して最高の医療技術を提供するにも

病状説明、対応するのはすべて「人」である。

 

今後ますます、対応の良し悪しを瞬時に患者は判断していくのであろう。

 

弊社にご縁をいただくクライアント様はもうすでにその差別化を熟知し

スタッフは医療人としての接遇やコミュニケーションの重要性を理解していらっしゃる。

 

現在、そのことに気付いているかいないか

存続するには、今、何に投資するのか

その見極めでますます医療業界も淘汰されるのであろう。

 

今月はこのような早い着眼点をお持ちの組織が増えてきたのか

打合せの多い月です。

今日は都内での一日。

ご縁をいただけることに感謝して全力で提案させていただきます。

よろしくお願いいたします。