なぜ、医療スタッフは「大丈夫」というのか

新しい一週間、始まりました!おはようございます。
日曜日と祝日の間で、いつも以上に外来は多くの患者さんがお見えになるでしょう。

いきなりですが、気合は入っていますか。
気合の意味や定義は
① あることに精神を集中してかかるときの気持ちの勢い。また、それを表すかけ声。
② 物事を行うときのこつ。また、互いの間の気分。
息。呼吸。 「 -が合う」
③ 気分。とあります。
あるプロレスラーのイメージもありますが、週明けのクリニックでは活用できる言葉ですね。

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■なぜ、医療スタッフは「大丈夫」というのか
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多くの医療スタッフは、患者さんに「大丈夫ですか」「大丈夫ですよ」と声をかけます。
優しさや思いやりが伝わる言葉としてとても良い言葉です。

しかし、クライアント先で
この「大丈夫」という言葉が口ぐせになってしまうことのリスクを感じました。

それは、結果の見えない、確実でない場面で
患者さんからの質問に「大丈夫ですよ」とつい応えてしまい
大丈夫=何もない=病気ではない 
という解釈を招いてしまっていることがあります。

医療スタッフは日ごろから、患者さんの精神的なサポートにも注力しています。
良かれと思って発した言葉ですが、解釈は同じではないのです。

言葉そのものもですし、言い方によって、伝わり方が変わってしまいます。

伝える言葉は、伝えたい意図や意味が大切ではないでしょうか。

相違ある解釈にならないように、伝える力には
「大丈夫ですよ」という言葉の意図を付け加えることを提案しています。

大丈夫ですよ→サポートをしますよ→安心して欲しい 82072195.jpeg

先生のクリニックのスタッフの皆さんが
患者さんにかけている「大丈夫」は、どんな意図や意味、気持ちや考えなのでしょうか。

チームでシェアし合ってみると
よりその言葉の価値が高まるのでは

いつも最後までお読みいただき、ありがとうございます。
先生のクリニックで、お役に立てましたら嬉しく存じます。